「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏(47)が26日、自身のYoutubeチャンネルでライブ配信を行った。
西村氏はドジャース大谷翔平投手(29)の通訳を務めていた水原一平氏(39)が、違法賭博に関与した問題に言及。大谷の「水原氏が勝手に口座から送金した」という発言から覚えた違和感を話した。
米国の銀行システムについて説明。「よほどずさんにパスワードがノートパソコンに張ってあったとかならいざ知らず、銀行の口座ってログインから送金ってめんどくさいんですよ。もちろん銀行によって違うんですけど、僕の使ってるアメリカの銀行だと、まずログインすると、ログインした後に自分のメアド(メールアドレス)にコードが飛ぶんですよ。
で、そのコードをサイトに入れて初めてログインできますと。送金に関しても元々登録してある口座にしか送金はできません。なので送金先を新規登録するときは送金先を入れて、その後またコードがメールで飛んで、メールでそのコードを入れて送れるというパターン」と解説した。
続けて「仮に水原さんが『悪さをしよう』と思って銀行にまずログインしましょうって時、たまたまパスワード知ってたとしても、そもそも大谷さんのメアドにコードが飛ぶので、もしくは二段階認証みたいな、グーグルのアプリのコードで入らないといけないので、大谷さんのメアドを盗むか携帯を盗むとかしないとまずできない」とした。
水原氏が行った、1度につき50万ドル(約7500万円)の高額送金についても「大きい金額の場合、そもそもオンラインで送れないってのがある。5000万円を超える大きい金額の場合は基本的にオンラインで送れません、みたいなのがあって、5000万円以上の場合はその上の段階の権限でもう1階認証しないといけないとかあるので。そんな簡単に7億送れねーだろと思うんですよね。なのでそうすると水原さんが希代のハッカーであるか、大谷さんが手伝ったということじゃないとちょっと無理があるんですよ、説明として」と疑問が止まらなかった。