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軽さが魅力、広がるリュック型 異業種参戦、1万円以下も―ランドセル商戦
作業着大手のワークマンは6月、初めてランドセルを発売する。作業用バッグや登山用リュックで培ったノウハウを生かしたナイロン製のリュック型の価格は8800円。取引工場の閑散期に生産を依頼することで抑えることができたという。
グラブやシューズを収納する野球用バッグの技術を活用するのはスポーツ用品大手のミズノ。新商品の「エレメンタリーバッグ ライト」(2万6400円)は、野球バッグ用の合成皮革を採用し、肩ベルトは通気性が高く、肩に掛かる重さを分散する構造だ。同社は「塾など広い用途に使いたいというニーズに対応した」と説明する。
「重いランドセル」は社会問題ともなっており、イオンやニトリ、大丸松坂屋百貨店などでも軽量なリュック型は品ぞろえの一つとして定着してきた。イトーヨーカ堂の「ラクラクリュック」(3万1900円)は、児童にランドセルに対する要望を聞き取り、一緒に開発した商品だ。
25年春に入学を控えた子どもがいるという、東京都北区在住の40代女性は「すでにランドセル選びを始めている。肩など体に負担がかからない、軽いリュック型で探している」と話した。
ネット関連企業MayLight(東京)が、25年春の入学を控えた子どもがいる家庭を対象に実施したアンケート調査によると、約9割がリュック型のランドセルに興味があると回答。購入予定時期は、品ぞろえが豊富な「発売開始後すぐ(2~4月ごろ)」との回答が最多となるなど、早期化の傾向が強まっている。
時事通信 2024年03月27日07時05分配信
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