(自民党 二階俊博元幹事長)「自らの政治的責任を明らかにすべく、本日、岸田文雄自由民主党総裁に対して、次期衆議院選挙に出馬しないことを伝えました」
3月25日、自民党本部で会見を開いた二階氏。残りの任期をまっとうし、次の衆院選に出馬しない考えを示しました。
二階氏の衆院選初当選は1983年。当選回数は13回に上り、高速道路の紀伊半島一周の実現に向けて尽力しました。
二階氏をめぐっては、派閥・二階派の政治資金パーティーで収支報告書への不記載が5年間で3526万円あったことが発覚し、自民党が処分のあり方について検討していました。
出馬しないことを決めた理由について二階氏は、派閥の政治とカネの問題が政治不信を招き、その責任を取るためだ、と話しました。出馬しない理由に“年齢も含まれるのか”と問われると、年齢が理由ではないと強調しました。
(二階元幹事長)「年齢の制限があるか」
(記者)「年齢制限はないですが、お歳を考えてということではない?」
(二階元幹事長)「お前もその歳来るんだよ。バカヤロウ」
そして自身の選挙区である衆院・和歌山3区(新2区)の後任については、和歌山県連に判断を委ねる意向を示しました。県連関係者からは「後任は公募するのがいいのではないか」という声も上がっています。