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ソフトバンク・モイネロ(28)、驚額契約延長!4年40億円で基本合意 キューバ最強左腕
常勝復活を目指す小久保ホークスにとって朗報だ。今季から先発に転向するキューバの剛腕・モイネロが来季以降も残留することになった。
今季が3年契約の最終年となる。球団関係者の話を総合すると、宮崎春季キャンプ中にリリーフからの転向に伴う出来高払いの見直しを完了。球団としては今後も必要不可欠な戦力と考えており、新たに来季から28年まで4年総額40億円規模とみられる超大型契約で基本合意に達した。
キューバ出身のモイネロは2017年に育成選手として入団。同年6月に支配下選手に昇格した。最強リリーフ左腕として君臨し、通算306試合に登板して防御率1・95と圧倒的な投球を披露してきた。2020年には最優秀中継ぎのタイトルも獲得している。
今季が日本球界8年目。順調なら新たな契約期間中にフリーエージェント(FA)権を取得し、翌年から外国人枠を外れるメリットも大きい。そのパフォーマンスから米球界も注目してきた左腕だが、亡命によるリスクを冒すことは考えておらず、長期契約からも分かるように日本の環境やチームへの愛着も強い。この先も頼もしい存在としてフル回転してくれそうだ。
ソフトバンクはオフに守護神ロベルト・オスナ投手(29)と新たに4年40億円超で契約を結んだ。今季が6年契約の最終年となるカーター・スチュワート投手(24)とも2年総額14億超で契約を延長した。球団フロントはかねて「年齢も若く、メジャーでも高い評価を得られる3人」と話し、高いポテンシャルを備えた3投手全員の引き留めに成功する格好になった。
この日、ペイペイドームで行われた投手練習に参加したモイネロは「チームからは何も出てないので」と話すにとどめた。開幕2戦目となる3月30日のオリックス戦(京セラドーム)で来日初先発する予定。先発1年目ながら高い適応力を見せており、チームを頂点に導く活躍に期待が高まる。
◇リバン・モイネロ(LIVAN MOINELO) 1995年12月8日生まれ、キューバ出身の28歳。エイデデピナールデルリオ高からキューバ・ピナールデルリオを経て、17年にソフトバンクと育成選手契約。同年6月に支配下選手契約。20年に最優秀中継ぎ投手。17、23年WBC、15、19年プレミア12でキューバ代表。1メートル78、69キロ。左投げ左打ち。
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