あわせて読みたい
【悲報】ブラジルサッカー連盟(CBF)、懲役刑のダニ・アウベスとロビーニョを声明で糾弾してしまう・・
2022年12月にスペイン・バルセロナで女性に性的暴行を加えたとして懲役4年半の判決を受けたアウベスと、2013年にナイトクラブで女性を集団で強姦した罪で、2017年にイタリア裁判所から懲役9年の判決を言い渡され、先日ブラジル国内で判決が認められたロビーニョ。
ブラジル代表としても長きに渡り活躍した2人に対して連盟は公式『X』で声明を発表。「ロブソン・デ・ソウザ(ロビーニョ)とダニエル・アウベスの最終的な有罪判決によって、ブラジルサッカー界における最も有害なチャプターのひとつに終止符が打たれた」と、完全に突き放すような表現で糾弾。
「わが国最大の文化的アイコンのひとつであるサッカー・ブラジル代表チームのスター選手だった選手たちを巻き込んだこの2つの事件は、有罪判決を受けた2人の当事者だけで終わるわけにはいかない。被害者たちの勇気ある態度が、このような蛮行を前にして沈黙を守らない女性をより多く鼓舞することが不可欠である」と、被害者への全面的に支持する意向を明らかにしている。声明は次のように続いた。
「それ以上に、マチズモが頂点に君臨する環境において、我々男性は性的暴力だけでなく、あらゆる暴力と闘う最前線に立つ必要がある。 CBF、その全役員、ブラジル代表チームのコーチングスタッフは、元選手たちによる2つの犯罪の残忍な被害者たちと連帯する」
「ブラジルの選手たちがピッチで着る黄色いシャツは、単なるユニフォームではない。ブラジルにとってサッカーが単なるスポーツではないように。 そこに代表される国全体の感情と価値観を守るのは、それを身につける者たちにかかっている。 スポーツ選手がこのような変態行為を平気で犯し、スポーツを通じて成し遂げたことが何らかの形で罰を免れると信じていることは恥ずべきこと」
「ヨーロッパでヴィニシウスJr.選手に対して見られたような、人種を理由にブラジル人選手を不快にさせるようなことを、国籍を問わずファンが平気で行うことも同様に恥ずべきことである」
「CBFは、十分な対応がなされないままスポーツ環境に定着してしまった暴力と闘うために、仰々しく行動してきた。 人種差別、同性愛嫌悪、そしてファンの確執を動機とする暴力との闘いは、この組織のすべての活動領域における優先課題を横断するものであり、その中でも以下のものが際立っている」
1) サッカーにおけるあらゆる形態の差別を体系的に監視するために、サッカーにおける人種差別に関する監視所と4年間のパートナーシップを結ぶ
2) 2023年に「サッカーにおける人種差別と暴力と闘うための第1回セミナー」を開催したことは、この問題に取り組む画期的な出来事だった
3) 官民および市民社会の30以上の組織から50人以上の代表者で構成されるワーキンググループの設立
4) 2022年に「反人種主義サッカーと社会のために」、2023年に「人種差別とゲームはない」というキャンペーンを実現し、後者は世界的な「FIFA THE BEST – FAIR PLAY AWARD」を受賞した
5)CBFの競技会に関する一般規則を改革し、人権を保護する条項を導入するとともに、差別的な性質を持つ違反行為に対して厳しい行政制裁を科すことで、クラブが選手、役員、ファンの行為に対して説明責任を果たせるようにする
6) FIFA、CONMEBOL、UEFA、その他の各国連盟などの主要なサッカー統括団体に対策を提案し、これらの団体がCBFの規定と同様の規定をその規定に組み込むよう提唱すること
7) スペイン当局に、ヴィニJr.に対する犯罪の責任者の責任を追及し、処罰するための行動をとらせるための、スポーツ省、司法・治安省、人種平等省、外務省との継続的対話
8) カナリーニョスLGBTQIAP+コレクティブを支援し、2022年および2023年シーズンの「ブラジルサッカー界におけるLGBTphobia年鑑」の作成に資金を提供する
9) 2023年、ナイキとサッカーの人種差別に関する監視所とのパートナーシップにより、ブラジル選手権に参加する男女のクラブの選手、コーチ、審判の人種、宗教、性別、性的指向、出自の多様性に関連する側面をマッピングする、前例のない「ブラジルサッカーの多様性に関する調査」を実施する
https://news.yahoo.co.jp/articles/ece966f691db02391e8afd6c17da1484552a8149
GOAL