記事は「100円=860ウォン台と記録的な円安が続き韓国人の日本旅行需要が急増している一方で、日本人は円安に加え、韓国の急激な物価上昇の影響で韓国旅行をためらっている」と説明している。
ある日本人観光客は「予約した安価なホテルが良くなかったため韓国現地でホテルを変更し、後(日本帰国後)で円に換算された明細書を確認した際にとても高くて驚いたことがある」と話したという。
韓国を訪れる日本人観光客数は目に見えて減少しているという。昨年12月には19万人を超えていたが、今年1月は約14万人に約30%減少。訪日韓国人観光客数(約85万人)の約6分の1にとどまっている。さらに、日本人を含む訪韓外国人観光客の数もコロナ禍前の19年の80%水準にとどまり、旅行収支はますます悪化しているという。
観光専門家は「済州島や首都圏に観光客が集中しているため、他の地域の観光を活性化させる政策が必要だ」と指摘した。
韓国政府は、ここ1年で最大の赤字を記録した旅行収支を改善するため、食コンテンツの開発や、日本の中高生の修学旅行誘致などのマーケティングを積極的に推進していくとの計画を発表したという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「この前初めて福岡に行って驚いた。韓国より物価が断然安いから。これからはたくさん行くよ。飛行機代も安いし、日本のスーパーは果物がとても安い」「文在寅(ムン・ジェイン)政権が最低賃金を大幅に引き上げたせいで国内旅行が高すぎる。今年は国内旅行を諦め、海外旅行に2回行ってきた」「物価だけ上がり、国際競争力は暴落だ」などの声が寄せられている。
また「日本不買運動をしていた時期もあったけど、結局のところ韓国人が一番好きな国は日本」との声や、「韓国は物価も問題だけど、観光客相手のぼったくり商法の横行がもっと大きな問題」「日本の空は青くてきれい。一方で済州島の空は汚れて見える。日本旅行に行くのは円安のせいだけではない。円高になっても行く理由はたくさんある」などと指摘する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)