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謝罪したイ・ガンインに温かい拍手…一方でチョン・モンギュ会長を猛批判
サッカーの男子韓国代表は21日、ソウルでタイと2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選を戦い、
1-1で引き分けた。2月のアジアカップ(杯)後にユルゲン・クリンスマン監督を解任。
ファン・ソンホン暫定監督を据えて迎えた初試合は、ホームで格下相手に勝利を掴めず。
試合前からサポーターは大荒れで「チョン・モンギュは出ていけ!」とサッカー協会会長の責任を問う声であふれた。
韓国の複数メディアが伝えている。「アジア経済」の記事によれば、試合開始前の国歌吹奏が終わると、
韓国代表サポーター「赤い悪魔」が「チョン・モンギュは出ていけ!」と、サッカー協会長を名指しで批判した。
「協会はモンギュの所有物ではない」「モンギュのいるサッカー協会には未来がない」などと書かれた20以上の横断幕が
スタンドにかけられたという。
ソウルのW杯競技場で行われた試合はチケット約6万5000枚が完売し、チョン・モンギュ会長も観覧席にいた。
その前で、試合中にも何度も「出ていけ」という声がグラウンドに響いた。
試合は前半42分にソン・フンミン(トッテナム)のゴールで先制したものの、後半16分に追いつかれそのままドロー。
世界ランキングでは韓国の23位に対しタイが113位と大きく差がある中、ホームで勝利をつかめなかった。
韓国代表は2月のアジア杯で世間の批判にさらされた。ヨルダンとの準決勝に敗れる前日の食事会場で、
若手の中心選手イ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)が主将のソン・フンミンといざこざを起こし、
ソン・フンミンが手の指を負傷する事態となった。
卓球をしたい若手選手たちが食事会場を離れようとしたのを主将がとがめたのがきっかけだったことから
“卓球事件”と呼ばれ広まった。
その後イ・ガンインはロンドンを訪れソン・フンミンに謝罪。2人の今回の代表選出に当たってはふさわしくないのでは
との声もあった。
「スポータルコリア」の記事は、会長批判の一方で選手には温かい声が飛んだことを紹介。
「選手紹介でイ・ガンインが出てくると、ファンのほとんどは歓声を上げた」
「イ・ガンインは2度もSNSで謝罪し、チームに合流してからも仲間とメディアの前で自分の過ちを認め、許しを求めた。
ソン・フンミンもこれを受け入れ、1か月前に全国を揺るがした“卓球事件”はもう無視されたかのようだった」
とスタジアムの空気を伝えている。
続けて「チョン・モンギュ会長は違った」として
「選手たちの内紛説や卓球事件、辞任要求の際にも自分の責任から逃れる発言を続けた」
「再びファンの怒りを競技場で確認しなければならなかった」として、厳しく批判している。
THE ANSWER編集部
3/22(金) 5:43配信