2023年5月8日
クルド人問題に悩む川口市の現状(前編)
クルド人は川口市近郊に2000人程度いる。彼らはトルコのパスポートと観光ビザで来日し、その最中にトルコで迫害を受けると主張して、日本政府に難民申請を繰り返す。その決定が出るまでの一時的措置という名目で、日本で働き続ける。申請が却下されても、何度も申請を続けて日本にいる。奥富議員は「政治難民との主張は怪しく、就労目的での滞在が大半と思います。政治運動をする人がごく稀にいるようですが、川口に他国の紛争を持ち込まれても困ります」と述べた。また街での見かけるその数の多さを考えると、2000人よりもっといるような印象を持つ。実態が分からない。
在日本のトルコ大使館はトルコに迫害される政治難民と自称するこの集団の保護も、住民と調和するようにという啓発活動もしていない。放置している。
クルド人の法律違反に加え、警察による摘発は難しい迷惑行為、グレーゾーンの行為が問題になっている。具体的には、危険運転、改造車乗り回しと夜の騒音、ゴミ捨てのルールを守らずポイ捨てをする、深夜に集まり大声で会話する、放尿、地域からの孤立、企業による不法投棄、若いクルド人男性による日本人女性へのセクシャルハラスメント(つまりナンパ行為)、未就学児童の増加と一部の不良化という日本人にとって迷惑な行為だ。日本女性と結婚すると永住しやすいため、彼らはナンパに熱心という。
特に今、クルド人の危険運転で、住民の生命と安全が危険にさらされている。昨年12月には川口市で日本人の68歳のひき逃げ死亡事故が起きて、クルド人の19歳の少年が逃走、出国しようとしたところを逮捕された。
取材した日は休日で、奥富議員の車に同乗した。クルド人運転の車は少なかった。それでも2回ほどクルド人と思われる男が運転する車が、無理に車列に割り込もうとしたのを目撃した。「運転マナーを守っていません。私の周囲でも事故が頻発しています。無免許、無保険での運転、車の所有名義のずれも多そうで、日本の交通ルールを知りません」(奥富議員)。彼らが運転を学ぶ機会などないだろう。そして、この1~2年、改造車の深夜の騒音と暴走が目立つようになった。
奥富議員の家の周辺では、この1年で5件ほど車の事故があった。一例を示すと、民家の塀に車が突っ込んだ。犯人はクルド人らしいが、結局特定できず、修理費用は住民が負担した。また別の例では、クルド人が追突事故を起こし、運転者がすり替わろうとした。無免許運転のためらしいが目撃者がいてそれが発覚した。警察が犯人を連行しようとすると、10数人のクルド人が集まって抗議のために騒いだ。
川口市の赤芝新田地区では、トラックが狭い道を高速で走っている。この付近にクルド人経営の産業廃棄物、解体業者が集まり、そこに出入りする車だ。ここには通学ルートがある。非常に危険だ。「交通事故は処理が煩雑で、警察はクルド人が絡むと、微罪は事件化したがらないようです」(奥富議員)。