3月19日、シンガー・ソングライターの吉幾三(71)が、YouTubeを更新。飛行機の中での態度が横柄だったという国会議員の名前を明かし、再び物申した。
吉はもともと、昨年5月に「私は怒ってます!」とのタイトルで動画をアップ。飛行機の中で横柄な態度をとる人物がおり、調べたところ国会議員だったという。
吉は当時の動画で、「同じファーストクラスの、後ろの方に座ってたんだけれども、言葉の使い方が乱暴でよ。国会議員だからいいのかな? と。飛行機会社も飛行機会社だけども、どういう形になってるかわからないけど待遇が違うんだよな。飛行機会社も改めてもらいたい。みんな同じお客さんだし」とコメント。
「国民を代表して出ている人たちは、横着な態度というのはやめてもらいたい」として、態度を改めるよう呼びかけていた。
当時の動画では、議員の名前を明かしていなかった吉だが、今年2月に『FLASH』のインタビューに対し議員のイニシャルを告白。
そして今回投稿した「事実なので公表します」と題した動画で、「こんにちは。随分前に申し上げました、態度の非常に横柄な国会議員がいるという話でございますが、 今日、申し訳ございませんが、お名前だけ言わせていただきます。北海道の選出の国会議員なのは、調べてわかってるんですが」と切り出したのだ。
■動画では国会議員の実名を公開
吉は、今回実名を公表することにした理由について、次のように語った。
「僕が言いたいのはですね、その人を応援してくれてるね、僕、北海道にも友達もたくさんいるし、その中でも知ってるよって人たくさんいるし。そういうところあるんだって人もいるし、そういうところあるよねって人もいるよ。だからね、いいか悪いか、それはわかんないけど、 周りで応援してくれてる方々にはほんと申し訳ないと思うんで、やっぱりその人たちにはもう言った方がいいよ。そういうね、人に対して、航空会社とかそういった人たちに対して、そういうことはやめたがいいよ」
吉としては、航空会社の職員に横柄な態度をとることは、議員を応援する人たちの信頼を裏切る形になるのではとの懸念があるようだ。
「やっぱり周りで応援してくれてる人たちね、あなたがたが知らない面がいっぱいあるってことだよ。だから注意してあげた方がいいよ」と、議員が注意を受け、自身の行動を見直してくれることを期待していた。
さらに吉は、視聴者から届いたという一通の手紙を披露。
その手紙は、現職CAを名乗る匿名の人物から寄せられたもので、吉の動画で言及されていた国会議員についてこの人ではないかと現役参議院議員の実名を提示していた。
手紙の送り主は、その国会議員のフライトを担当したことがあるといい、その際の辛い経験を次のようにつづっている。
《会社から事前に注意点が(何項目も)知らされ、仕事の前からナーバスになっております。その内容が自分勝手で我儘なものなのです。例えば、『枕は2つ用意する』『到着が遅れる時は早めにお知らせする』など多岐に渡ります。本来であれば会社にしっかりと対応してほしいところですが、全て現場の私たち乗務員に押し付けられ対応に苦慮しております》
手紙によると、その国会議員は”非常に高圧的な言い方”で接するといい、特に到着が遅れることに関しては”鬼の首を取ったような言い方”でクレームをいれてくるという。飛行機の遅れについては天候などの影響もあり乗務員ではどうしようもないことであるが、その議員のクレームの入れ方について、送り主は《異常なほどの剣幕でクレームをおっしゃりとても政治家とは思えません》と明かしている。手紙の最後には、吉の動画について《態度を改めていただくきっかけになってほしいと思います》と綴られていた。
動画で明かされた手紙には、議員の名前が記されており、吉は「お名前はこういう方ですんで、その方を知ってる人がいたらですね、こういうことあんのか? と確認して注意してあげた方がいいよ」とコメント。