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日本代表、26日のW杯予選・北朝鮮戦が平壌での開催不透明に 北朝鮮側の意向 日本の不戦勝の可能性も
複数の関係者によると、北朝鮮側は日本国内で、致死率が3~7割と極めて高い「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の患者が増えていることを問題視。北朝鮮国内での感染拡大を防ぐため、日本代表チームを含めた日本からの入国を全面的に禁止することにしたもようだ。20日夜に北朝鮮側からアジア・サッカー連盟(AFC)に「北朝鮮国内では試合を行わない」との連絡があったという。
突発的に発症する「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」は手足の急速な壊死(えし)や多臓器不全を引き起こし「人食いバクテリア」との異名も持つ。国立感染症研究所のデータによると、患者数は約10年で3・5倍に増加。今年に入って2週間で87人が報告されている。子供から大人まで発症するが特に30代以上に多いとされる。
今回の平壌での試合をめぐっては、試合直前に会場変更となった女子と同じ轍(てつ)を踏まないよう、AFCが3月上旬に視察団を平壌に派遣し、試合会場の金日成競技場などを調査。AFCから正式な報告があったことを受け、日本協会は11日に「予定通り平壌で開催する」と発表していた。報道陣についても、サンケイスポーツを含む約20人を受け入れるとの連絡が北朝鮮側から日本協会にあり、各社ともビザ取得などの渡航準備を進めていた。
W杯アジア2次予選はホームアンドアウェー方式で行われ、ホームの試合は21日に東京・国立競技場で開催。北朝鮮代表チームも19日午後に来日していた。
関係者によると、平壌の代替開催地については、女子の五輪予選と同じサウジアラビアか、北朝鮮から渡航しやすい中国、AFCの本部があるマレーシアなどが候補に挙がっているという。日程的に延期にするのは難しく、日本の不戦勝となることも考えられるという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a45a9e5658ff26d644a06731aabc14b0f9c05aff