[北京 18日 ロイター] – 在シンガポールの中国大使館は18日、シンガポールにいる中国市民に対しあらゆる形態の賭博に関与しないよう警告した。海外で賭博に関与すれば中国の法律に違反することになるとしている。
中国政府は人気の旅行先である東南アジア諸国で自国民の取り締まりを強化している。
シンガポールにはラスベガス・サンズとゲンティン・シンガポールが運営するカジノがある。
同大使館は「海外のカジノが合法的に開設されたとしても、中国市民による越境賭博はわが国の法律に違反する疑いがある」とし、違反行為に対して大使館や領事館が領事保護を提供できない可能性がある述べた。
「越境賭博は詐欺、資金洗浄、誘拐、拘束、密売、密輸などのリスクをもたらす可能性もある」としている。
中国政府は越境賭博、海外賭博、オンライン賭博の取り締まりを強化しており、韓国とスリランカの中国大使館も最近、同様の警告を発した。
在フィリピン中国大使館によると、中国とフィリピンの法執行機関は先月22日、海外賭博に関与した中国人40人以上を協力して送還した。