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【高校野球】進む「脱丸刈り」、ツーブロックも センバツ出場球児らが選んだ髪形
転載元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1710835151/
◇「ルールは校則と同じ」
開会式で選手宣誓をした青森山田の橋場公祐主将の髪形は、トップを長めに残し、サイドを短く刈り上げる若者に人気のツーブロックだった。青森山田は2017年ごろから「脱丸刈り」にしたという。
橋場主将は「ルールは校則と同じ。中学は丸刈りだったので、高校になって伸ばせると聞いてうれしかった」と素直に胸の内を明かした。
兜森崇朗監督は「従来の高校野球の髪形を否定するわけではないが、世の中の動きを考えた時に、そのように指導していくのも大事なことかと思った」と説明する。「指導に関しては手間はかかります。伸ばすなら伸ばしたで、伸ばしすぎたり……」と戸惑いを口にするものの、「それも社会に出るための準備の一つ」と話す。
幕末の1852年創立で、春夏通じて初出場の県立高・耐久(和歌山)は、21年から髪形を自由化した。
きっかけは、井原正善監督と地元の中学野球の指導者との会話だった。その指導者は小学生を勧誘に行くと、「坊主(を強制するチーム)ですか?」と聞かれたという。
井原監督は「指導方針や野球本来のところを見て選んでほしいのに、本質からずれているのではないか」と感じた。丸刈りの強制が、野球の裾野を狭める一因になっている現実を目の当たりにした。
ルールの見直しは、部員確保に結びついた。中軸を担う沢剣太郎遊撃手は「坊主が嫌で、もともと(高校では)野球をしないでおこうと思っていた。でも、耐久は坊主でないし、友人も入部するので続けようと思った」。
チーム内では大会が近づくと、気合を入れて丸刈りにする選手も増える。しかし、沢選手自身は刈り上げない。「伸ばしているというだけで、良くない方に見られることもある。『見本になるように』と入部前に監督さんに言われ、私生活の行動から気をつけています」
学法石川(福島)の佐々木順一朗監督は、前任の仙台育英(宮城)を率いた約30年前から部の頭髪の決まりを設けていない。
18年に学法石川の監督に就任した際も、選手たちへの一言目で「(髪形は)自由にしていいよ」と呼びかけた。「『普通がいいよ』ということで。(自分の指導方針は)そんなに変わっていない。ただ、それを受け入れる側が変わった。だんだん選手たちが自分で考えてできるようにはなってきた」と時代の変化を感じている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5faea9d0e0d2aaa6e83b864bbaa7e7a458c81b1
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