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中日・立浪和義監督、石川昂弥に「尻に火がついてもらわないと」オープン戦1安打で開幕当落線上
中日石川昂弥内野手(22)が14日、開幕1軍に向けて本拠地バンテリンドームでの全体練習で打ち込んだ。
オープン戦は7試合で22打席に立って1安打とバットが湿ったままで、特打後には上田打撃コーチと撮影した映像を確認。「めちゃくちゃ悪いわけじゃないのに、これだけ打ってない。感覚以上に何かが悪い。いろいろ考えてやっているけど、いつハマるか分からない」と苦しさを素直に打ち明けた。
主砲候補は昨季121試合に出場して初めて規定打席に到達し、初の2桁となる13本塁打を放った。ただ昨秋のみやざきフェニックス・リーグでは、22年に手術した左膝の違和感からリタイア。今春のキャンプは2軍の沖縄・読谷でじっくり調整し、2月27日に1軍に合流した。代表デビューした3月6日の欧州代表戦で2安打を放ったものの、オープン戦は9日広島戦で野村から放った中前打が唯一の安打となっている。
開幕三塁手争いは熾烈(しれつ)。2年目助っ人カリステに加え、12日に1軍合流した高橋周が2試合3安打と猛アピール。立浪監督は「(尻に火が)ついてもらわないと困る。中田、中島、大島と違って、結果を求められる選手は多い。そういったことを含めて見極めていかないといけない」と当落線上の石川昂にハッパをかけた。
15日からは阪神3連戦。昨季の同カードで打率2割8分2厘と好相性だった石川昂は「打てるだけ打ちたい」と息巻いた。正念場を自覚する若竜が巻き返せるか注目される。【伊東大介】
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