研究者らでつくる「地域からジェンダー平等研究会」が国際女性デーに合わせて発表した都道府県版ジェンダーギャップ指数のランキングで、埼玉県は分野別に政治が7位、行政が19位、教育が45位、経済が37位だった。国会議員の男女比など各分野の関連指標に目を向けると、課題や特色が浮かび上がった。(各統計で1月9日時点で掲載されたデータを原則として使用)(大久保謙司)
政治分野では、「市区町村議会の男女比」が全国4位、「女性ゼロ議会」がゼロ議会が存在しない神奈川県など6府県に次いで7位となるなど基礎自治体の政治に関する指標はおおむね全国上位だった。だが、「衆参両院の選挙区選出議員の男女比」は31位と低迷した。
現在、県内の選挙区選出(比例復活は除く)の国会議員23人のうち女性は2人のみ。調査を実施した上智大の三浦まり教授は、(略)