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ダイワスカーレットが繁殖引退 11番仔で唯一の牡馬が最後の産駒に
繁殖引退が発表されたダイワスカーレット(08年4月撮影、ユーザー提供:やっさんさん)
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GI・4勝のダイワスカーレット(牝20)が繁殖牝馬を引退。昨年末に繋養先の社台ファームがインスタグラムにて発表した。
社台ファームは写真と動画を添えてインスタグラムを更新。「年齢や体調のことなどもあり、本年をもって繁殖生活を引退することになりました」「今は悠々自適にのんびりと暮らしています」と伝えた。
ダイワスカーレットは父アグネスタキオン、母スカーレットブーケ、母の父ノーザンテーストという血統。母は重賞4勝、半兄のダイワメジャーはGI・5勝を挙げている。現役時代は12戦8勝、2着4回。07年桜花賞でライバルのウオッカを下してGI初制覇。同年の秋華賞とエリザベス女王杯も制し、JRA賞最優秀3歳牝馬と最優秀父内国産馬に選出された。4歳時の天皇賞(秋)ではウオッカと名勝負を演じてハナ差の2着。続く有馬記念では71年のトウメイ以来、37年ぶり4頭目の牝馬Vを達成した。その後は5歳時に左前脚に屈腱炎を発症。有馬記念を最後に引退が決まった。
09年から生まれ故郷の社台ファームで繁殖入り。ダイワレジェンドが中央で4勝、ダイワメモリーとダイワクンナナ、ダイワエトワールが3勝を挙げている。初仔のダイワレーヌから10番仔のスカーレットアリアまで10頭連続で牝馬を生み、結果的に最後の産駒となった11番仔のグランスカーレット(牡3、栗東・大久保龍志厩舎)が初めての牡馬だった。昨年にはウオッカの孫かつダイワスカーレットの曾孫にあたる「スカーレットテイルの2023」が生まれ注目を集めた。
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