23年の交通事故総数は30万7930件で前年比7091件増。死者は2678人で8年ぶりに前年より増えた。重傷者は1609人増の2万7636人で、00年以来23年ぶりに前年を上回った。
自転車利用者のヘルメットを巡っては、23年4月に全年齢で着用を努力義務とする改正道交法が施行。同7月の全国調査では着用率は13.5%だった。今回の統計で19~23年の5年間の致死率は、非着用が着用の約1.9倍だった。
車のながら運転は19年に罰則が強化され、20年は死亡・重傷事故が66件に減ったが、21年以降は3年連続で増えた。