RKB毎日放送
福岡市博多区のビルの解体工事現場で去年、高さ12メートルから投下された廃材が首に刺さり、作業員の男性が死亡した事故をめぐり、福岡中央労働基準監督署は4日、危険防止の措置を講じていなかったとして、建設会社と現場責任者の男性(48)を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
8階建てのビルの解体が行われていた
書類送検されたのは、建築工事会社「寿由建設」(福岡市東区)と、この会社で現場責任者を務めていた男性です。福岡中央労働基準監督署などによりますと、去年9月、福岡市博多区紙屋町にある8階建てビルの解体工事現場で、高さ12メートルから投下された廃材のドアの部品が男性作業員の首に突き刺さりました。男性は病院に運ばれたものの、その後、死亡が確認されました。
「投下地点に近づくことはないだろうと…」安全対策に不備か?