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元楽天・安楽智大 パワハラ問題に初言及 「後輩のことが大好きで決していじめようと思ってしたことは一度もない」
元楽天・安楽智大 パワハラ問題に初言及「後輩のことが大好きで決していじめようと思ってしたことは一度もない」も「認識が甘かった」 球団は金銭徴収や暴言など認定
昨年パワハラ問題で楽天を退団し、メキシカンリーグのメキシコシティ・レッドデビルズと契約した安楽智大投手が、代理人弁護士を通じてコメントを発表した。パワハラ問題が発覚してからは、初の公式コメントとなった。
問題は昨年11月に契約更改時、複数の選手が安楽からのパワハラ被害を受けていると球団側に相談があり発覚。そこから本人に対する計3度のヒアリングと、選手、コーチ、スタッフからアンケートをとり「ほぼ事実」と認定された。
確認された行為として挙げられたのが、5項目。①体を押すなどの身体的接触②ロッカールーム内で逆立ちをさせた状態で、下半身を露出させる③食事の誘いを断った選手への執拗(しつよう)な電話④日常のミスに対する罰金という名目での金銭徴収⑤『アホ』『バカ』などの暴言。
安楽は今回の声明で「昨年、私が同僚選手にした行為につきまして、当該選手、楽天球団、チームメイト、そして何よりも応援してくださった野球ファンのみなさまに多大なご迷惑をおかけしたこと、そして失望させてしまったことをこの場を借りてあらためてお詫び申し上げます」と謝罪した上で、
「私は、当該選手を含め後輩のことが大好きで、決して後輩選手をいじめようと思ってしたことは一度もありませんでした。私なりのコミュニケーションのつもりでやっていたことでしたが、受け取る側の気持ちを十分に考えられておらず、私の行動が誤っていたこと、私の認識が甘かったことを痛感しております」と、釈明した。
「私自身、もう野球を続けるべきではないとも考えましたが、周囲の方々から絶対野球を辞めないでほしいと励ましていただきました。また、多くのファンのみなさまからも、このような私に対して『もう一度頑張れ、応援している』と言っていただきました。そして、このたびメキシコシティ・レッドデビルズにて野球をする機会をいただけたこと、これらのことすべてに感謝し、もう一度真摯に野球と向き合い、皆様にまた応援していただけるよう、全力で精進してまいります」と、誓った。