2024年3月2日 08時12分
2024年度の職員採用試験から群馬県内自治体で初めて全職種で国籍条項を撤廃し、永住権を持つ外国人の受験を可能とした大泉町の村山俊明町長は1日の定例会見で、昨年12月末の方針発表から同日までに計78件の意見が寄せられ、74件が反対、4件が賛成だったと明らかにした。
意見はメールで54件、電話で23件、町役場訪問で1件寄せられ、全体の約7割が県外からという。反対意見は「法令違反ではないか」「日本が乗っ取られる恐れがある」「公務員になりたければ日本国籍になればいい」などで、多くは右派、保守派からとみられる。
村山町長は、こうした意見が実施に影響を与えるかどうかを問われると、「そこはぶれません。大丈夫です」と方針を貫く考えを示した。(小松田健一)