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巨人VS中信ブラザーズの親善試合が台湾プロ野球史上最多の観客動員数を記録 意外と違う?日台の野球文化
転載元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1709434436/
ゴジラの覚醒で試合を決めた。「9番・一塁」で先発出場した秋広優人内野手(21)が2回の先制適時打を含む5打数3安打3打点と大暴れ。投げては先発・戸郷が予定していた3回を2安打無失点に抑える好投。8回に5番手・船迫が1点を奪われたものの、なんとかリードを守り切って熱戦を制した。
この日の試合は台北ドーム史上初の満員御礼が出るほどの熱狂ぶり。37890人の総入場者数は台湾プロ野球史上最多の観客動員数ともなった。これには阿部監督も「声援もすごかったので感動しましたね。勝敗関係なく本当に素晴らしい試合だったと思いますし、盛り上げてくれたファンの方に感謝したいと思います。ありがとうございました」と脱帽した。
創設90周年を迎えた日本球界を代表する球団・巨人と、台湾球界屈指の人気を誇る中信ブラザーズとの対戦。ともに伝統ある球団同士ではあるが、練習から取材、試合まですべてを見届けた現地記者は両球団、両球界における3つの違いを指摘した。
まずは練習前のウオーミングアップ。巨人だけでなく、日本球界ではトレーナーがつくったメニューをもとに、ケガ予防を含めた入念な運動が行われるが、これを見た現地の番記者は目を丸くした。「台湾球団のウオーミングアップは各自でサッカーをしたり自由に走り回ったりと割とテキトーです(笑い)。集団でアップをする光景には驚きました」(台湾球界番記者)
運動神経抜群で屈強な肉体を持つ台湾人選手たちだが、試合前の準備運動は自己判断に任され、のびのびと行っているようだ。
選手個々のトークスキルにも驚きを隠せなかった様子。ヤングGへの取材を終えた前出記者は「日本の選手は高卒から数年目の若い選手でもしっかりとしゃべってくれますし、話も分かりやすい。こんなに賢い子は残念ながら、こっちにはなかなかいません(苦笑い)」とポツリ。当然、謙遜した部分は大いにあるだろうが、取材慣れした巨人の選手には度肝を抜かれていた。
選手以外にも、ファンの応援スタイルの違いにも新鮮さを覚えていた。別の現地番記者は「台湾の応援スタイルはチアがベンチ裏のスペースで踊り、その目の前でブラスバンド部隊が鳴り物をならして応援します。日本ではブラスバンドが外野席にいるので、応援の中心地に大きな違いがあるのが面白いと思いました」と率直な感想を告白。
たった1試合からでもこれだけの違いが見て取れた日台球界の違い。両チームのファンはそんなそれぞれの野球文化を受け入れながら、熱戦を楽しんだのかもしれない。
熊沢航平
https://news.yahoo.co.jp/articles/dfe7de2d41f35ab2d5b95b5ad3aa8599b3d9afed
3/3(日) 東スポWEB