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大阪観光局の溝畑宏理事長「鈴鹿はリスペクトしつつ、『すごい』と思ってもらえるモノを作る」F1開催権を奪い取るつもりは一切ない
https://jp.motorsport.com/f1/news/f1-2024-osaka-grandprix-plan-interview-with-mizohata/10573728/
大阪観光局の溝畑宏理事長に、最近正式に表明された大阪でのF1誘致計画について話を訊いた。具体的な内容はこれから詰められることになるようだが、正式発表に向けてすでに周到な準備が進められていたようだ。
執筆者 田中 健一
更新日時 2024/02/09 15:53
F1を誘致することを正式に発表した大阪観光局の溝畑宏理事長に話を訊いた。彼らは、これまで長く日本でF1を開催してきた鈴鹿市と鈴鹿サーキットをリスペクトしつつ、日本での新しいF1の姿を描こうとしている。そして鈴鹿から開催権を奪い取るつもりは一切ないとも語った。
大阪でのF1誘致計画があるのが明らかになったのは、1月15日のことだった。この計画の存在が明らかになると、「鈴鹿でのF1開催が奪われてしまうのではないか」といった不安の声が、多くのF1ファンから上がった。
しかし大阪がどんなものを目指し、どんな計画が進んでいるのか、その真意がなかなか伝えられていないのも事実である。
そこでmotorsport.comは、大阪観光局の溝畑宏理事長に単独インタビューを実施。計画の詳細を尋ねた。
(略)
鈴鹿は大先輩。リスペクトしかない
サーキットと周辺の施設で収益を上げる……これはサーキットと遊園地、そしてホテルなどが一体となった鈴鹿サーキットのビジネスモデルによく似ているように思える。そう尋ねると、溝畑理事長は「その通りだ」と語るとともに、これまでF1を開催してきた鈴鹿サーキットへのリスペクトは忘れてはいけないと語った。
「公道でやらないということになれば、野球で言うボールパークとかそういう発想になると思います。サーキットを中心とした、自動車のテーマパークということになると思います」
「私がJリーグの仕事をしていた時には、スタジアムの周りに小動物園を作ったり、温泉に入れるようにしたり、様々な選択肢を与えられるようにしました。試合がなくても遊びに行ける……そうじゃないとスタジアムが死んでしまうんですよね」
「でもとにかく、今までやってきた人たちをリスペクトすることは忘れてはいけないと言い続けています。ホンダの関係者、モビリティランドや鈴鹿の関係者の皆さんは、我々にとっては大先輩。リスペクトしかないです。ですから、鈴鹿からF1を奪おうなんてとんでもないです。共存共栄して、一緒に頑張って、世界的に見ても質の高い開催地になれればいいと思っています」
F1ファンが「すごい」と思えるグランプリを
そしてもちろん、既存のファンのことを忘れているわけではない。多くの声を聞き入れ、F1のファンにも「すごいな」と言ってもらえるグランプリを作り上げたいと、溝畑理事長は言う。
「今のF1を好きな皆さんが何を求めているか、それを徹底的に調べていかなきゃいけないと思っています。ファンの皆さんと対話していくのは、すごく大事だと思っています」
「鈴鹿はリスペクトしつつも、大阪でしかできないことを目指したい。そして、皆さんの意見を聞いて、F1好きの人たちにも『すごいな』と思ってもらえるモノ、ファンの皆さんに愛される施設を作らなければ、成功はないと思っています」
「Jリーグの時にも、お客様が何を求めていて、何に満足しているかということを徹底的に調べました。ですから、F1についてもファンの皆さんの意見を直接聞く場を設けようと思っています」
※全文はソースで。
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