オリンピック柔道男子で入賞した経験がある58歳の元選手が、暗号資産に投資する名目で6年前に千葉県内の女性から預かった4000万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで逮捕されました。逮捕されたのは、1992年に開催されたバルセロナオリンピックの柔道男子で7位に入賞した丸山顕志容疑者(58)です。
捜査関係者によりますと6年前、暗号資産に投資すれば多額の利益を得られると持ちかけて千葉県東金市に住む当時60代の女性から現金4000万円を預かりそのままだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
警察は元選手を29日朝、福岡県大野城市の自宅で逮捕しました。
おととし、女性から相談を受けて警察が捜査を進め、これまでの調べで預かった現金は韓国のカジノなどで使ったとみられるということです。
警察は元選手と被害者との関係や事件のいきさつなど詳しく調べています。