「女子パリ五輪アジア最終予選、日本代表2-1北朝鮮代表」(28日、国立競技場)
3000人の大応援団が駆けつけた北朝鮮代表は終盤、1点差に迫りながらも敗れた。試合後、選手たちはピッチ上で顔を覆いながらガックリと肩を落とした。試合後、リ・ユイル監督は会見で号泣しながら「大変申し訳ない気持ちでいっぱいです」と語った。
【写真】山下の1ミリ?ラインきわきわのスーパーセーブ 抗議されようとも動かぬ証拠
「私どもに声援を送ってくださいました同胞のサポーターの皆様に良い結果をもたらすことができず、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。これからもっと、さらにいい試合をお見せすることができるように努力してまいりたいと思います」と指揮官は涙ながらにコメントした。
立ち上がりから激しく日本にコンタクトしていった北朝鮮代表。前半26分に先制を許したが、以降も攻撃の手を緩めなかった。前半終了間際にはゴールラインを割ったかと思われたが、日本代表のGK山下のファインセーブもあり、ゴールは認められず。その後、主審に猛抗議で詰め寄りイエローカードを出されるなど、国立競技場は騒然となった。
後半も致命的な2点目を失いながら、最後まであきらめなかった北朝鮮代表。後半36分にキム・ヒヨンのゴールで1点差に迫り、5分間のアディショナルタイムでも攻撃の手を緩めずゴールに迫った。終了後には日本サポーターが歓喜に沸く中、北朝鮮側にも大きな拍手が降り注いだ。