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【FRIDAY】睾丸への平手打ち、殺虫剤スプレーに点火…弟子の壮絶暴行にロールスロイスで場所入りと「白鵬の宮城野部屋閉鎖」屈辱の現実味
2/26(月) 9:00
暴行事件発覚を受け部屋の前で謝罪する宮城野親方(元横綱・白鵬)と北青鵬
〈顔面、背中及び睾丸への平手打ち〉
〈丸太様の棒で臀部を打つ暴行、殺虫剤スプレーに点火してバーナー状にした炎をAやB(編集部注:被害者)の体へ近づける〉
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報道陣へ配られた〈協会員の暴力行為に対する処分について〉と題された文書には、壮絶な暴行内容が記されていた。
日本相撲協会は2月23日、暴行事件を起こした幕内・北青鵬(22)の引退届を受理。師匠で元横綱・白鵬の宮城野親方(38)には年寄への2階級降格と、3ヵ月の報酬20%減俸などの処分が下された。当日、白鵬は北青鵬とともに部屋の玄関前で「申し訳ない気持ちでいっぱいです」と集まった報道陣やファンへ謝罪している。
「北青鵬から暴力を受けた被害者は、弟弟子のAとBの2人です。判明している最初の事件は’22年7月の名古屋場所中に起きました。愛知県豊田市内の宿舎でAの太ももをホウキで打ち、Bの顔面を平手打ちするなど複数回暴行を加えヒジにケガを負わせたとされます。
さらに昨年11月の九州場所中には、Aの財布に瞬間接着剤を塗り損壊。Bの右手の指にも、同様に瞬間接着剤を付け暴行を加えたとか。暴力行為は日常的で、報道陣へ配られた文書によると週に2~3回の頻度で繰り返されていたそうです」(スポーツ紙担当記者)
◆暴力決別宣言にもかかわらず
今年1月になり、相撲協会の公式Xに宮城野部屋の力士が北青鵬から暴行を受けているという投稿が寄せられトラブルが発覚。師匠・白鵬や部屋関係者への調査を進めていた。報道陣への文書によれば、痛がるAやBの反応を北青鵬は面白がり、Aの両親から関取として他の所属力士へ模範を示すように注意を受けても高級車ロールスロイスで場所入りするなど反省の態度が認められなかったという。
「不可解なのは、師匠の白鵬が北青鵬の暴行を認識しながら直接の確認や指導を怠っていたことです。白鵬が宮城野親方になったのは’22年7月ですが、先代や相撲協会へも報告していなかったとか。東前頭8枚目だった北青鵬が今年の1月場所を途中休場した際には、事件に触れず『右ヒザの古いケガが悪化した』としていました。
相撲協会への告発があったのは、その直後のことです。虚偽報告や隠蔽の疑いがかけられても仕方ないでしょう。白鵬としては弟子をかばいたかったのかもしれませんが、相撲協会は’18年10月に暴力決別宣言をしています。いかなる暴行事件も絶対に許されないんです」(同前)
なぜ白鵬は、コンプライアンス違反となる弟子のパワハラを看過していたのだろう。
「北青鵬はモンゴル出身で、白鵬は幼いころから彼の才能に目をつけかわいがっていました。北青鵬は身長204cm体重182kgと体格に恵まれ、将来の横綱候補といわれる逸材です。22歳と若いですが宮城野部屋唯一の幕内で、出世頭へ遠慮した部屋関係者だけでなく、未来を期待するあまり白鵬も口出しできなかったのかもしれません。
しかし監督責任を放棄し、トラブルを拡大させた白鵬の責任は非常に重い。次の3月の春場所は所属する伊勢ケ浜一門の別の親方が師匠代行を務め、4月以降は一門が部屋を預かることが決定しました。白鵬は講演活動などで、あまり部屋にいなかったことも問題視されています。歴代最多45回の優勝を誇る白鵬が、屈辱の部屋閉鎖に追い込まれる可能性も極めて現実的なんです」(相撲協会関係者)
弟子の重大なトラブルを看過し続け、指導者としての資質を問われている白鵬。再び師匠として部屋を持つまでの道のりは、かなり険しそうだ。