奈良市立の小学校に通う女子児童は、2022年2月、同級生に蹴られて全治1週間のケガをしました。その約4か月後、女子生徒はノートに「悲しかった、つらかった」「わたしは死ねばいいのに」などと自殺をほのめかす文章を書き担任に提出しましたが、担任は花丸をつけ「You can do it!ファイト」と記載して児童に返却していました。
保護者が調査を求めたところ、学校側は同級生が暴力を認めないことなどを理由にあげて、「学校は警察じゃない」と調査を拒否したということです。その8か月後に、保護者が再び調査を求めるまで学校はいじめを放置し、その後、市がいじめの重大事態に認定しました。