記者リポート:
「輪島市長井町の農業用ハウスでは、4世帯10人が自主避難しています。こちらには、市から送られた物資が積み上げられています」
この集落では、気心が知れたもの同士が良いと、震災直後から農業用ハウスを避難所として暮らしてきました。
毎日2回に分けて市が食料や生活用品を届けていますが、今後応援職員が減るため人員があてられないとして、2月いっぱいで配送を打ち切る事を決定しました。
農業用ハウスで避難生活・保靖夫さん:
「(物資配送を)毎日やらなくても、例えば1日おき2日おきでも構わないから、工夫して配達していただけないものかなと思っていたんだけども、完全に無視されたと言うか。下(避難者)の声は聞かないんだと言うことになりますので。これは頭が痛い」
ハウスの所有者の保靖夫さんは、3月から10人分の食料や生活用品を軽トラック1台で運ばなければなりません。
能登半島地震の発生から、2月26日で8週間。輪島市では現在も36の自主避難所で、369人が生活しています。