通勤ラッシュ「東京と変わらない」
電車を降り、続々と仕事に向かう人たち。バス停にも、多くの行列ができている。
都心の通勤ラッシュのような光景だが、ここは熊本県にある小さな町・菊陽町の無人駅。東京から転職してきたという女性は、次のように話す。
東京から熊本に転職
「熊本に来たら(通勤が)楽になると思ったんですけど。東京と変わらないですね、正直」
景気のバロメーターとも言われるタクシーは…。
タクシー運転手
「ここ1年半くらい、相当仕事量も増えました。同僚も毎月の売り上げが、軽く100万円超える人も何人かいて」
地価暴騰「売れば2億から3億になる」
カラオケで盛り上がるスナック。飲みに来たお客さんに景気を聞いた。
建築関係社長
「ひっきりなしに仕事が入ってくる。けっこう(建築)関連じゃ、もうかってますね」
「(Q.いくらもうかってる)数千万円くらい」
“時給戦争”はさらに激化…時給3000円の可能性も
町に訪れた空前の好景気。人件費も、飛躍的に跳ね上がっている。
熊本県では最低賃金が時給898円に設定されているが、地元の求人会社を訪ねてみると…。
あつまるHD 島津繁寿執行役員
「(夜の時間帯の時給が)1800円ということで恐らくですね、清掃で例えば首都圏でもですね、1700円を超える求人は見たことがありません。2000円っていうのもありますし、これぐらいの金額を出すのもいとわない、そういう会社がいよいよ来たなと。黒船が日本に来たなって感じですね」