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【アフガニスタン】タリバン、イラン・トルクメニスタンとの国境の要所複数を制圧と発表
アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンは9日、イランとトルクメニスタンへ至る国境通過の要所数カ所を制圧したと発表した。
タリバンは、北部ヘラート州で大攻勢を展開し、イランに近いイスラム・カラ、トルクメニスタンと国境を接するトルグンディの街をそれぞれ制圧したと明らかにした。アフガニスタン政府当局もこれを認めている。
現場動画では、国境税関事務所の屋根からタリバン勢力がアフガニスタン国旗を引き下ろす様子が映っている。
イスラム・カラ検問所は、アフガニスタンとイランを結ぶ最大級の交易の要所で、月額約2000万ドル(約22億円)の収入を政府にもたらしていた。トルグンディは、アフガニスタンとトルクメニスタンを結ぶ2大交易拠点のひとつ。
アフガニスタン内務省のタレク・アリアン報道官はAFP通信に対して、アフガニスタン軍が全力で2つの検問所奪還に取り組んでいると話した。
タリバンのザビフラ・ムジャヒド広報担当は、イスラム・カラ検問所は「完全に我々の支配下にある」と述べた。
タリバン兵はヘラート州で5郡を、戦うことなく制圧したという情報もある。
(略)