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視聴者にとってCMは新たなサービスや新商品、企業を知る術でもある。しかし、度を越えたアピールのせいで、視聴者からひんしゅくを買うケースも。
ハイクラス転職サイト『ビズリーチ』のCMは、1人の会社員がビズリーチに登録し、さまざまな大手企業から“スカウト”を受けるという内容。
そして、神出鬼没のビズリーチ美女・吉谷彩子(32)が会社員の心の声を代弁するという謎の展開に加えて、30秒のCM中に出演陣は3~5回ほど「ビズリーチ!」と連呼する。
この構成について「ビズリーチという言葉が耳障り。また、キャストの『私は意識高い系です!』というスタンスにも腹が立つ」(千葉県・48歳)などの声が多く、過剰なビズリーチアピールへの反応は、あまり芳しくない。
「あれだけしつこく名前を出せば、イヤでも耳に残りますよね。そのせいで嫌われてしまっても“認知度を上げる”という意味では成功しています。ただ“ビズリーチ美女”で話題の吉谷さんはCMのイメージが強すぎて、今後の役者生活に支障をきたすかもしれません」(かなつさん)
ビズリーチは丁寧すぎるほどサービス概要を説明するのも特徴的だ。
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実際に視聴者がCMの出演タレントに反感を抱き、炎上に発展したケースもある。2023年末、『最強どん兵衛』のCMに起用されたモデル兼タレントのアンミカ(51)は、派手なドレスとキツネ耳で豪快なダンスを披露している。この動画が公式HPに公開されると、SNSに批判が殺到してしまったのだ。かなつさんは“アンミカーニバル騒動”についてこう分析する。
「商品は違いますが、どん兵衛といえば吉岡里帆(31)さんが演じていた“どんぎつねさん”のイメージがとても強いですよね。孤独な男性(星野源)のもとに現れる、優しくて可愛らしいどんぎつねさんが、突然、派手で元気なアンミカさんになってしまったことに、ショックを受けた視聴者が多かったのではないでしょうか。同じ日清の『U.F.O.』のCMなら、炎上しなかったかも(笑)」
かなつさんの指摘どおり、アンケートにも「吉岡里帆がよかった」(山口県・41歳)、「吉岡里帆さんのどんぎつねさんがとても良く、アンミカさんだと強すぎ……」(埼玉県・54歳)などのコメントがズラリ。
ちなみに、現在の『どん兵衛』どんぎつねシリーズは、イラストレーターや漫画家とコラボしたアニメーションCMが流れているが、残念ながら“吉岡どんぎつね”ほど話題になっていない。
アンミカのほかに、イラッとさせるCM出演者として多く名前が挙がったのは、ふるさと納税サイト『ふるなび』のCMに出演中の貴乃花光司(51)。コメントを見ると「セリフの棒読みと愛想のない表情が怖い」(北海道・46歳)、「歌がヘタだし、わざとセリフを噛んでNGにしているようにも思えてイラッとする」(埼玉県・48歳)など、その歌唱力や演技力が見る人の不安を煽っている様子。また「貴乃花の笑顔を見ると、家族のゴタゴタがチラつく」(兵庫県・46歳)との意見もあり、過去のさまざまな騒動が尾を引いているのがわかる。
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その他にもこんな意見が!
【au(三太郎シリーズ)】
→CMのギャラを使いすぎ。有名人をたくさん出すのをやめてその分料金を安くしてほしい(長野県・45歳)
【マクドナルド(岡田准一)】 →旧ジャニーズのタレントを使わないことにしたのに、旧ジャニーズを辞めたからといって岡田准一さんを起用するスタンスにイラッとする(大阪府・58歳)
【すき家(石原さとみ)】
→石原さとみがすき家に行くはずがないと思って見ている。食べ方が大げさすぎ(愛知県・59歳)
【ジキニン(なにわ男子・大橋和也)】
→声がガラガラの人が風邪薬の宣伝をしてるのは効果がなさそうに思える(東京都・53歳)
【スクールIE】
→人にやる気を出させてもらわないとダメな人間は何をやってもダメ。やる気スイッチは自分で入れなければいけないと思う(岐阜県・42歳)
【夢グループ】
→CDをシーデー、DVDをデーブイデーと言うのがわざとらしい(東京都・67歳)