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ドジャース・山本由伸 圧巻の奪三振ショー、打者10人から6K「試合を意識して投球」 ファン衝撃の2度目ライブBP
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スポニチアネックス
<ドジャースキャンプ>ライブBPに登板する山本 (撮影・白鳥 佳樹)
ドジャースの山本由伸投手(25)が22日(日本時間23日)、アリゾナ州グレンデールの球団施設で2度目のライブBPに登板した。
打者10人に対し、43球を投げて安打性の打球はなし。フリーマンら実力者から計6個の三振を奪うなど、圧巻の投球内容に見守ったファンからは何度も、歓声やどよめきなどが上がった。投球後、取材に応じた山本は「前回よりもより実戦を、試合を意識して投球できたので、次はおそらくオープン戦での登板になると思うので、いい入りができるんじゃないかなと思いました」と笑顔で話した。
公開された練習予定表には大谷翔平投手(29)がライブBPに名を連ねていたが、対決は実現はせず。それでも山本は居並ぶ実力者たちに持てる能力を存分にぶつけた。
通算1512安打、174本塁打のジェイソン・ヘイワード、昨季81試合に出場した若手の期待株、ミゲル・バルガス、さらに通算2114安打で、20年のMVPに輝いたフレディ・フリーマンが相手。1セット目はヘイワードとフリーマンから三振を奪い、2セット目はヘイワード、バルガスからそれぞれ2個ずつの三振を奪った。安打性の打球はおろか、外野への飛球すらもなし。気合いの乗った声とともに投球する場面もあった。
今月17日(日本時間18日)の1度目のライブBPではベッツ、フリーマンのMVP経験者2人を含む主力6人に28球を投球し、安打性の当たりは1本のみ。ベッツは打席内で「えげつない…」と漏らし、フリーマンは対戦後「インクレディブル!(信じられないぐらい、素晴らしいよ)」と歩み寄った。2度続けての完璧な内容だった。
前回ライブBP後に山本は「まだ2月なのでいつもとは違うところがあると思うけど、このメジャーのトップレベルのバッターに対して投球できたのは、凄く良かったと思う」と手応えを口にしていた。デーブ・ロバーツ監督は「順当だと思う」と絶大な信頼感を口にし、「何事もなければ任せたい」と3月20、21日にソウルで行われるパドレスとの開幕シリーズのいずれかでメジャーデビューさせることも明言していた。
仮にデビュー戦で開幕投手を務めることになれば、1943年のアル・ガーホイザー(フィリーズ)以来、81年ぶりの快挙。「まだ本当にわからないですけど、もし投げることになったら、とにかくチームが勝てるように、全力で投げたいと思います」。日本の至宝がデビューに向け、また一歩、着実に調整を進めた。
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