阪神・前川右京「めちゃめちゃ考えて打席に入った」虎将の辛口コメントから一夜明けて２安打

阪神・前川右京「めちゃめちゃ考えて打席に入った」虎将の辛口コメントから一夜明けて２安打

（練習試合、広島０ー４阪神、１８日、沖縄）阪神・前川右京外野手（２０）が「１番・左翼」で２安打。外野の定位置を争う若虎が猛アピールした。

「めちゃめちゃ考えて打席に入ったので、それでいい結果が出た。昨日のきょうで反省しながら打席に立てた」

一回は広島・斉藤の直球を中前にはじき返し、四回には変化球を引っかけた二塁への当たりで激走。執念で内野安打をつかんだ。二回には四球を選んで全３打席で出塁。左投げということもあって昨季は右翼起用が主だった中で、この日は今キャンプでシートノックから取り組む左翼で出場。フライ捕球を無難にこなした。

１７日の楽天戦（宜野座）は途中出場も、六回２死一塁で初球を打ち上げ中飛。岡田監督から「スチールのサイン出てるんよ。ポーンと外野フライ打ってるようでは１軍では使えんよ」と厳しい言葉が飛んでいたが、翌日に即座に結果を出した。ノイジー、ミエセスに井上や野口らも加わる定位置争い。一喜一憂せず、さらなる向上を誓った。

「きょうは内容のある打席が多かったので、それをきょうだけで終わらず、これからも野球の頭をちゃんと身につけていきたい」

教訓を生かし、成長につなげてポジション奪取を目指す。

https://www.sanspo.com/article/20240218-DFCGACTEVFLKXK6SU6VH7OIL24/