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創価大・カミナがドーピング違反 禁止薬物ナンドロロン検出 出雲駅伝に出場
[ 2024年2月15日 16:21 ]
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2024/02/15/kiji/20240215s00063000459000c.html
日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は15日、創価大学陸上競技部駅伝部所属のケニア人・リーキー・カミナ(3年)のアンチ・ドーピング規則違反を発表した。昨年9月16日の学生陸上競技対校選手権で実施された検査で、尿検体から禁止薬物ナンドロロンが検出。選手の要請によりB検体を分析したが、同様にナンドロロンが検出された。
カミナは23年10月12日から3年間の資格停止となり、検体採取日(同9月16日)以降に出場した個人成績は失効となる。同10月9日の出雲駅伝には3区2位で創価大の準優勝に貢献していた。全日本大学駅伝、箱根駅伝には出場していない。
創価大の発表によると、カミナは昨年7月21日~9月5日に強化練習のためケニアに帰国。滞在中に強い倦怠感の症状が現れており、友人に倦怠感を改善するための薬の購入を依頼し、薬局で販売されていた市販の薬20錠を紙に包まれた状態で受け取ったという。「Decabolin」とみられる市販の薬を薬品名や成分を確認しないまま、10日間にわたって1日2回服用していた。現在、大学での練習ができないカミナはケニアに帰国している。
創価大は「薬を服用する際には必ず成分を確認するよう指導はしていましたが、ケニアに滞在していることもあり、日本のスタッフに相談しないまま、体調が悪かったため成分の確認を怠りました」とした。
また、創価大は榎木和貴監督のコメントを発表。「日本学生陸上競技対校選手権大会、出雲全日本大学選抜駅伝競走の大会関係者、大学駅伝をはじめとした大学スポーツ競技界に多大なご迷惑をおかけすることとなり、関係者の皆様に残念な思いをさせてしまったことを大変申し訳なく感じております。禁止物質摂取の原因は先述のとおりですが、帰国中だったとはいえ、薬の成分を十分に注意することについて、指導・監督が行き届かなかったことをお詫び申し上げます。今回のことでは、本選手も大きなショックと責任を感じており、深く反省しております。本学陸上競技部駅伝部は、皆様の信頼を取り戻せるよう、再発防止策をチームとして徹底するとともに、一層の競技力の向上に取り組み、努力を重ねてまいります」とした。