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レッドブルがJリーグ参入へ J初の外国資本企業オーナー誕生も 買収計画を本格的に発動 J3大宮が最有力候補
レッドブルJリーグ参入へ J初の外国資本企業オーナー誕生も J3大宮が最有力候補
世界170カ国以上でエナジードリンクを販売する飲料メーカーのレッドブル社が、Jクラブ買収に動いていることが14日までに分かった。
複数のJリーグ関係者によれば、オーストリアの本社と東京・六本木にあるジャパン本社が数年前から密に連携を取り、買収計画を本格的に発動。複数クラブと交渉を行ってきたという。現在はJ3大宮が最有力候補に挙がり、交渉は順調に進んでいるとの情報もある。
スポーツを通じての宣伝活動に力を入れるレッドブルは、サッカー事業にも積極的に参画。日本代表MF南野拓実(29=モナコ)らが所属したことでも知られるオーストリア1部ザルツブルクの経営権を05年に取得したのを皮切りに、ドイツ1部ライプチヒ(当時5部)などを次々に買収。
現在は米MLSニューヨーク・レッドブルズ、オーストリア2部リーフェリング、ブラジル1部レッドブル・ブラガンチーノも含め計5クラブを保有する。
Jリーグは外国資本企業でも国内法人を有する場合は過半数の株式取得を認めている。14年5月には横浜がJ初の外資受け入れを決断。
プレミアの名門マンチェスターCの持ち株会社である英シティー・フットボール・グループに約20%の株式を譲渡している。レッドブルが過半数の株式を取得すれば、J初の外国資本企業オーナーの誕生となる。
世界ではプレミアリーグを筆頭に中東や米国資本が次々に注入されており、外資の経営参入がリーグの活性化の一助となっている。今季クラブ初のJ3で戦う大宮は、昨年もJリーグのパートナー企業が買収に名乗りを上げるなど、過去に何度もオーナー企業交代の可能性が浮上している。
レッドブルがJクラブ買収となれば、世界的にも大きな話題となるだけに、今後の動向に注目だ。
▽レッドブル社 1984年にオーストリアで設立され、世界のエナジードリンクの中で最も高い市場シェアを誇る。スポーツを通じて積極的な宣伝活動を展開。Xスポーツやeスポーツのイベントスポンサーを務め、F1をはじめとするモータースポーツやサッカーなどにも積極的に支援。若年層から強い支持を集めている。国内ではジャンプの小林陵侑、高梨沙羅などを支援。