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イチローの“えげつない成績”を改めて見よ! 「満票」の殿堂入り、現地ファンも支持する納得の記録
イチローはメジャー移籍1年目から首位打者となり、新人王とシーズンMVPを同時に受賞。4年目の2004年にはシーズン歴代最多の262安打をマークするなど、数々の功績を残したのは野球ファンなら誰もが知るところだ。
だが、ここで触れたシーズン最多安打記録の他にも、イチローが残した数字は長い歴史を持つメジャーリーグでも“稀有”なものが多い。
2022年には改めてメジャーリーグ公式サイト『MLB.com』もイチローが残した記録に注目。背番号にちなんで「51」個の顕著な記録について紹介している。
先述したシーズン歴代最多の262安打や、メジャー通算3000本安打などは有名だが、その51個の中から「やっぱりイチローってすごい!」と再認識できる記録をランダムで紹介したいと思う。
■イチローがルーキー時代(2001年)に記録したシーズン242安打は殿堂入りのロイド・ウェイナーが1927年に打ち立てた記録を破り、今なおルーキーとしては最多。
■イチローは通算3000本安打、500盗塁以上を達成した7人のうちの1人。他には殿堂入りのタイ・カッブ、リッキー・ヘンダーソンなど伝説のプレイヤーがずらりと並ぶ。
■イチローは2001年4月4日、メジャー出場3試合目の第1打席でヒットを放ち打率を3割(10打数3安打)に乗せ、そこから引退するまでの残り2650試合で通算打率は一度たりとも3割を下回らなかった。
■イチローは2001年、フレッド・リン(1975年)に続く史上2人目となる新人のシーズンMVPに輝いたが、キャリア1年目では史上初。
■イチローはデビューから10年連続でゴールドグラブ賞を受賞。これは殿堂入り捕手のジョニー・ベンチとイチローの2人のみ。
■イチローはシーズン歴代最多の262安打を記録した2004年に打率.372をマークしたが、それ以降に規定打席に達した打者でその打率を超えた選手は現れていない。最も近づいたのはジョー・マウアー(ツインズ)が2009年にマークした打率.365。
■イチローの通算打率は.311。2000年以降にデビューして最低でも5000打席以上に立った選手では誰よりも高い。
■イチローは1950年以降に通算500盗塁以上を記録した20人の中の1人だが、その中で4番目に高い成功率(81.3%)を誇る。
■イチローは2016年にニグロリーグ博物館へ現役選手として過去最高額の寄付を行っている。
■イチローは3000本安打を達成した選手の中では最も遅い27歳で初ヒットを記録。次に遅かったウェイド・ボッグスですら、イチローよりはるかに早い23歳315日で初ヒットを記録している。
■イチローは通算2653試合出場で1試合4三振を記録したことはない。3三振を喫したのも全試合の1%にも満たない22試合のみ。
■イチローがシーズン最多安打を記録した回数はタイ・カッブ、ピート・ローズと並ぶ7回で歴代トップタイ。
■イチローは43歳だったマーリンズ時代の2017年に1番打者として最後の先発出場を果たしたが、これは1番打者として出場した選手としては3番目に高齢。
■イチローは2009年9月18日の試合で殿堂入りのクローザー、マリアノ・リベラからサヨナラ本塁打を放っているが、これはリベラがレギュラーシーズン通算1115試合登板で許したわずか5本のサヨナラ弾のうちの1本。
■イチローが記録した通算敬遠数は181個。これは本塁打王5度のアレックス・ロドリゲスより84個も多い。