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ブルージェイズ・菊池雄星が花巻に屋内野球施設を自費で建設 世界最先端の機器も…「自分もここで練習して50歳まで現役で」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6d1740e3e6831f7189ccdffd46e03fda3168627
岩手県盛岡市出身で米大リーグのブルージェイズに所属する菊池雄星投手(32)が建設する屋内野球施設「King of the Hill」の起工式が3日、花巻市内で行われた。オンライン記者会見で菊池投手は「今まで見たことのない景色を岩手の子どもたちに見せたい。楽しみにしてほしい」と話した。(山森慶太)
施設は花巻市南新田に建設され、周辺には同市総合体育館や花巻東高がある。平屋造り約1400平方メートルの敷地にブルペンと打撃レーンを2か所ずつ備えるほか、投球の軌道や回転数を測定できる世界最先端の機器なども導入する見通しで、総工費は全額、菊池投手が負担する。11月の完成を予定している。
菊池投手は新型コロナウイルスの影響で練習できる環境が制限されたことから、専用の練習拠点を米国で建設。いずれ日本でも同様の施設を建設しようと考えていたという。今回の施設も妥協したくないと、ブルペンの広さから浴室の設置までこだわった。
施設名は、米大リーグで成績優秀な投手にしか使われない言葉が由来。菊池投手は「ここで練習した選手が甲子園やプロ野球、大リーグに挑戦してほしい。自分もここで練習して50歳まで現役で投げることを目標に頑張りたい」と語った。
施設は市民にも開放される予定で、ジムやパブリックビューイングを行う交流スペースも設けるほか、球児の練習にも使われる。菊池投手は「プロに入ってからも温かく見守ってくださり、岩手に対して特別な思いがある。施設をぜひ活用してほしい」と述べた。
起工式に出席した上田東一市長は「この施設を通じて、花巻東高や県内の全ての球児がますます成長し、活躍することを願っている」と話した。