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前日判断なぜできぬ…大雪で臨時休校、当日朝に決定 保護者から疑問の声 小樽
北海道新聞
小樽市で1月25日の大雪の際、市立小中学校の大半が当日の朝になって臨時休校を決めたことに対し、保護者から疑問の声が上がっている。隣接する札幌市では前日のうちに公立小中学校の2割に当たる48校が臨時休校を決定。道内の人口10万人以上の自治体では、臨時休校の判断基準を定めたり、共働き世帯の増加を理由に極力、前日に判断するよう市教委と学校が調整したりする自治体もある。
「朝から、慌てて商談の日程をずらすお願いをしたり、訪問先に謝罪の電話をしたり。今更かと思った」。小樽市内の小学校に1年生の長女を通わせる共働きの母親(39)はあきれ顔で話す。強風と雪に見舞われた1月25日、市立全小中学校29校のうち、通常通り開校した朝里中と銭函中を除く27校が当日午前7時までに臨時休校を決め、保護者にメールなどで通知した。
公立小中学校の臨時休校は、学校教育法施行規則で校長が判断し、教育委員会に報告すると定められている。道教委は道内一律の基準は設けていない。小樽市教委は当日朝の判断について「天候は前日の判断が難しい。前日に判断した結果、当日天候が荒れずクレームが来ることもある」と説明する。
ただ、道内の他都市では、共働き世帯の増加や近年の気象の変化を受け、積極的に判断するケースも出てきている。帯広市は目安を翌日の予想降雪量が市街地で50センチ、郊外で30センチを超える場合、前日のうちに判断できるよう学校長と市教委で協議すると定める。担当者は「早期に決めた方が保護者の負担軽減につながる。子どもの命を守るのが大前提で、判断を遅らせる理由はない」と話す。
ソース https://news.yahoo.co.jp/articles/92e93c0a32c7c41fdb0551c620626e89347dd5d6