柴田亜美氏が芦原さんの一番悪い形での訃報に胸を痛める「セクシー田中さん」の原作者の偉大な遺産を継ぐ使命を感じる

NO IMAGE

柴田亜美氏が芦原さんの一番悪い形での訃報に胸を痛める「セクシー田中さん」の原作者の偉大な遺産を継ぐ使命を感じる

 漫画家柴田亜美氏が、4日放送のフジテレビ系ワイドナショー』(毎週日曜 後10:00)に出演。日本テレビ系連続ドラマセクシー田中さん』の原作者・芦原妃名子さんの訃報を受け、涙ながらにコメントを寄せた。以下に、柴田氏が冒頭で約5分間にわたって語ったコメントを掲載する。

【画像】「もうこの時代には戻らない」昔の4コマ漫画を披露した柴田亜美氏

 ドラマセクシー田中さん』は、ドラマ終盤の脚本を芦原さん自身が執筆した。これに対する反響などを受け、1月26日、芦原さんは自身のXに「今回のドラマ化で、私が9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った」経緯を長文で投稿。文章は小学館と事実確認したとするもので、自身の原作への思いとともに、ドラマ制作前に「必ず漫画に忠実に」などの条件を確認するも、「当初の条件は守られず」と説明。

 ラストには「最後となりましたが、素敵なドラマ作品にして頂いた、素晴らしいキャストの皆さんや、ドラマの制作スタッフの皆様と、『セクシー田中さん』の漫画とドラマを愛してくださった読者と視聴者の皆様に深く感謝いたします」と結んでいた。

 28日には同投稿を削除し、「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」と記した。同内容を掲載していたブログにもアクセスできなくなった。29日に死去が報じられた。

 日本テレビは「芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。日本テレビとして、大変重く受け止めております。ドラマセクシー田中さん』は、日本テレビの責任において制作および放送を行ったもので、関係者個人へのSNS等での誹謗中傷などはやめていただくよう、切にお願い申し上げます」とコメントしている。

■冒頭のコメントほぼ全文
まずは、遺族の皆様に今回のことは心からお悔やみ申し上げます。すみません、ちょっと…いつもと調子が違ってしまったら、本当にすみません。アニメもこういうことはありました。そして、私はフリーで仕事をしているので、いろんな出版社で担当さんがいらっしゃって、担当さんたちはアニメ化の仕事だけではなく、ドラマ化・映画化の仕事もしておりました。その時に、実写ドラマ化の難しさという話は聞いていました。そして、今回…ごめん。一番悪い形で出たなと思いました。(涙で話が続けられない自分に)本当にみっともないな、ごめん。

何か疎通が取れてなかったのか、止められる段階があったんじゃないかと思いました。それで、ただお願いしたいのが、脚本家の方を責めるのはやめていただきたいです。周りがとやかく言うのは、今控えましょう?そして、今すごいお願いしたのが自分33年くらい漫画家やってる中で、一番のショッキングな出来事でした。この私がそうだとすれば、めちゃめちゃみんな…タイムラインも流れてきてますけど、漫画家全員が今、動揺をしてます。しんどいと思います。特にネームをやってる人たち、ストーリーを考えてる段階の子たちは、それすら頭に入らないんじゃないかと思います。だから本当に一人ひとりもう、誰かのため、会社のため、漫画のためとか、無理をせずに自分のために今回ばっかりは…自分の思った通り…。

私たちは絶対に、アンケートとか売り上げとか評価に追われます。そこでストレスを感じないということはできないけど、もしやれることがあるとすれば、ストレスを積み重ねないことだと思うんです。だから今は、漫画家だけじゃなくて、編集さんも自分を大切にしてください。もし、どうしても今描けないと思ったら、休むことを許してあげてください。それで、もうとことんとことん落ち込んでもいいんだと思います。我慢だけはしないでほしい。本当に我慢だけはしなくていいよ。もう落ち込んで落ち込んで、もう落ち込みまくっておけば、どこかでさあやるかってなるかもしれないし、描くことによって気分が紛らう人たちは、もうバリバリ描いてもいいと思う。それでいいと思う。

今、本当に編集部良くなっていて、昔はメディア化の時でも脚本チェックする時でも私たちは休みなんかもらえなかったけど、今しっかり休みをくれるようになってくれている。また、それでも足りない部分があるけど、ここからすごい良くはなっていく。良くはなっていくから、だからその不安の声をいっぱいもうSNSにあげても自分たちに返ってくるだけだから、もちろん仲のいい友達同士でどんどんどんどん言っていいよ。私だって口悪いからめちゃめちゃ悪口言ってるから。だから、自分を大切にして自分を大切にすることが、いい作品作りに今は結びつくから、そうしてくださいということと。

最後になりますけど、今回『セクシー田中さん』読ませていただきました。本当にすごいなと思ったのが、私は少年漫画家だから超人ばっかり描いてきました。現代物でこれだけ一人ひとりキャラクターの性格を描き分ける、深い所までいっている。その表情の口のちょっとした動かし方、目の輝かせ方でも、この人本当すごい才能の人だなと思いました。間違いなく、この作品は原作者のものだと思いました。作品は原作者のもので、それは本当に間違いありません。本当にすごい作品を描かれた方なので…作品は残ります。残るから、安らかにという言葉は今まだ言えないけど、どうかゆっくりと休まれてください。

■「日本いのちの電話」
ナビダイヤル0570-783-556(午前10時午後10時
フリーダイヤル:0120-783-556(毎日・午後4時午後9時/毎月10日・午前8時~翌日午前8時

柴田亜美氏『セクシー田中さん』原作者・芦原さん訃報に涙の訴え

(出典 news.nicovideo.jp)


(出典 tr.twipple.jp)
芦原さんの訃報には本当に悲しいです。『セクシー田中さん』は私たちの生活に笑いと喜びをもたらしてくれる作品であり、その原作者の失去は大きな喪失です。柴田亜美氏の感情を思うと、胸が痛みます。心からご冥福をお祈りいたします。

芦原さんの早すぎる訃報に涙が止まりません。『セクシー田中さん』は多くの人々に笑いと元気を与えてきた作品であり、私たちの日常に欠かせない存在でした。柴田亜美氏のコメントからも、彼女がどれほどのショックを受けているかが伝わってきます。この難しい時期に、彼女と作品に寄り添っていきたいと思います。

芦原さんの訃報を聞いて、深い悲しみに包まれました。『セクシー田中さん』は私にとっても特別な作品であり、芦原さんの才能と創造力が詰まった作品です。柴田亜美氏のコメントには、彼女なりの敬意と感謝が込められています。私たちも彼女の気持ちに寄り添い、芦原さんの偉大な業績を称えるべきです。

<このニュースへのネットの反応>

続きを読む

続きを見る

ニュースカテゴリの最新記事