【日本経済】韓国への輸出管理を強化した「日本の3品目」、世界的な「需要増」で好調になっていた…!

【日本経済】韓国への輸出管理を強化した「日本の3品目」、世界的な「需要増」で好調になっていた…!

【日本経済】韓国への輸出管理を強化した「日本の3品目」、世界的な「需要増」で好調になっていた…!

1: 昆虫図鑑 ★ 2021/07/06(火) 09:46:39.81 ID:CAP_USER
kr250

韓国は「国産化」を進めたが…

 2019年7月1日、経済産業省は外国為替及び外国貿易法(外為法)に基づいた適切な輸出管理実施を理由に、韓国向け輸出管理手続きを厳格化した。

その対象はフッ化水素、フッ化ポリイミド、レジストだ。

 それから2年が経過した本年の7月1日、韓国の産業通商資源部は2年間で韓国の半導体部材などの生産能力が高まったと発表したと報じられている。

 フッ化水素の一部に関して韓国の国産化は進んだようだ。

 それがわが国企業に与える影響は軽視できない。

 ただし、日韓の関係に注目して半導体部材の需給を考えることは本質的ではない。

 重要なことは、近年、わが国の企業が生産する超高純度のフッ化水素、フッ化ポリイミド、およびレジストなどに対する台湾や中国などからの需要が増加していることだ。

 データの分析から得られる特定3品目の輸出傾向に米中対立の先鋭化リスクなどを加味して考察すると、台湾や米中から本邦企業が生産する半導体部材などへの需要は高まる可能性がある。

 2021年1~5月の対韓輸出データをもとに推計すると、2021年の特定3品目の対韓輸出額は前年を上回る可能性がある。

 本邦企業に必要な取り組みは、モノづくりの力をひたむきに磨き、より微細かつ高純度の素材創出を目指すことといえる。

わが国の特定3品目の輸出推移
 過去10年間のフッ化水素、フッ化ポリイミド、およびレジストの特定3品目に関して、財務省の貿易統計のデータを確認すると、興味深いことが浮かび上がる。

 いずれも、台湾への輸出増加が顕著だ。

 2020年、極端紫外線(EUV)を用いたロジック半導体の回路線幅の微細化などに必要な感光材として用いられるレジストの台湾向け輸出額は2011年比約161%増、2016年比で約54%増加した。

 その背景には、今日の最先端である回路線幅5ナノメートル(ナノは10億分の1)のロジック半導体製造技術を確立した台湾積体電路製造(TSMC)などの半導体、および電子部品メーカーがわが国の高純度素材をより多く買い求めたことがあるだろう。

 絶縁材料などに用いられるフッ化ポリイミドに関しても同様のことがいえる。

 台湾に加えて、中国への輸出も増加傾向だ。

 その一方で、特定3品目の対韓輸出を見ると、2020年のフッ化水素の輸出額は前年から約72%減少した。

 ただし、わが国の化学メーカーなどは対韓直接投資を実施している。

 本邦企業は超高純度“イレブンナイン(99.999999999%)”のフッ化水素生産に強みを持つ。

 また、2020年、レジストの対韓輸出は前年から増加し、フッ化ポリイミドは横ばいだった。

 それは、わが国の微細なモノづくりに比較優位性があることを示唆する。

 世界経済の観点から考察すると、特定3品目の台湾への輸出増加は、世界経済への半導体供給に関するTSMCなど台湾半導体産業の影響力増大とも整合的だ。

 また、対中輸出に関しても、中国企業は米国の制裁などに備えてわが国からの半導体の製造装置や部材の調達を急いだとみられる。

 最先端の半導体生産技術を巡る米中の対立や、台湾海峡のリスクが高まる環境に、本邦企業は微細なモノづくりの力を発揮して対応したといえる。

わが国に必要な是々非々の姿勢
 今後、台湾、中国、さらには米国や韓国からわが国の高純度半導体部材への需要は増加する可能性がある。

 TSMCは半導体のパッケージングなどに必要な素材開発を目指して本邦企業や研究機関と連携する。

 それはわが国の素材メーカーなどのビジネスチャンス拡大につながるだろう。

 また、最先端の半導体生産技術などを巡る米中の対立は先鋭化する可能性がある。

 過去のデータにもとづくと、米中双方の企業にとって、事業運営の効率性向上と生産能力の強化のために、わが国の微細なモノづくりの力は必要不可欠な要素といえる。

(略)

ヤフーニュース(現代ビジネス)
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa4042661cac55bc66a4120b2a224e6583c2391f?page=1


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