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【バ韓国】 今回も被害者コスプレ?~前回、戦犯ヒロヒト日王が開会宣言し原爆被害者が聖火を点火して近隣国民は血が逆流
▲日本で活躍したブラジルのサッカースター、ジーコが4日、日本茨城県鹿島の鹿島スタジアムで2020東京オリンピック聖火リレー走者に走っている。鹿島|教導聯合ニュース
共同通信は1日、バッハ委員長が国連が定めたオリンピック休戦期間の初日である来る16日、広島を訪問する日程を調整していると報道した。先に入国しているジョン・コーツIOC副委員長はもう一つの原爆投下地、長崎を同じ時間に訪問する予定という。
日本としては1945年原爆の被害を強調し、廃虚の中から再建と復興を成し遂げた超強大国の面目を2020東京オリンピックを通じてもう一度知らせたいのだろう。
IOC首脳部の原爆投下地訪問は1964年10月10日に開かれた東京オリンピック開幕式の一場面を連想させる。当時、組織委は聖火点火者として早稲田大陸上部員サカイ・ヨシノリ(坂井義則)を前に出した。1945年8月6日、原爆が落ちた一時間半後、広島で生まれて「原爆の子」と呼ばれた平凡な学生を最終点火者にすることによって彼らが人類駅史上初の核爆弾犠牲者であることを強調しようとしたのだ。
なぜ原爆を落とされたのか反省しない戦犯国の「被害者コスプレ」は通じた。
1964東京五輪は日本が戦争の廃虚の中からわずか20年を経ずしてオリンピックを開催するほど復興し、アジアを越えて西欧国家の隊列にのぼったことを成功裏に広報したオリンピックだ。戦犯ヒロヒト日王が堂々と開会宣言をし、原爆被害者が聖火を点火する場面は彼らに占領されて犠牲になった韓国をはじめとする近隣諸国国民には血が逆流する鬱憤を抱かせた。
韓国体育大学ホ・ジンソク教授は韓国スポーツ政策科学院発行季刊誌「スポーツ科学」の最近号(5月)にあげた寄稿文(東京オリンピック、亡霊の復活と崇高への熱望の間で)を通じて「1964年東京五輪は戦犯国家・日本が太平洋戦争とアジア周辺国侵略の過程で犯した反人類的犯罪の責任の免除を受け、脱亜入欧に再び進むための免許証を発行した」と批判した。
安倍晋三前日本総理は再びオリンピックを政治に利用しようと考えた。2011年東日本大地震の被害、数十年間続いた経済沈滞を全て克服して日本の健在さを自慢しようとした。全てが計画のとおり行われた後には世論を追い立てて改憲を通じ戦争可能国への変身を狙った。
予想できなかったコロナ19ウイルス感染症パンデミックで大会が1年延期になった後、状況は一つも改善されていないが、彼らは今回のオリンピックが「人類が伝染病を克服し成功裏に実施した模範事例になるだろう」と開催準備を強行している。
オリンピックを政治的に利用しようとする彼らの不純な意図はすでに内外で多くの批判を受けている。聖火リレー地図に小さな点でこっそり入れた独島(ドクト、日本名:竹島)を後日、自分たちの領土という主張の根拠にしようとする下手なペテンもばれた。
ホ・ジンソク教授は「東京は1940年オリンピックを誘致したが、日中戦争中で日本軍の蛮行が広く知られ、開催権を剥奪されたことがある。戦犯国家、日本の先進国再進入の象徴だった1964年オリンピックの再臨ははるか遠くなり、1940年の亡霊がちらつく」と批判した。
キム・ギョンホ選任記者