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バーガーキングが国内急増中 「物件募集」の珍キャンペーンも
(出典:毎日新聞) |
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1 蚤の市 ★ :2024/02/02(金) 13:09:40.82 ID:e6wk2cL/9
5日から始めるキャンペーンは、店舗数の拡大を世間に呼びかける斬新なタイトルとなっている。実際に店舗として使えそうな空き物件を一般の人から募る企画で、インターネットや街で見つけた物件の情報を専用フォームから投稿してもらう。応募するだけでバーガーキングのクーポンが手に入り、紹介した物件が店舗に決まれば10万円がもらえる。
物件のオーナーに募集をかけるケースはよくあるが、関係のない人でも応募ができるのは珍しい。バーガーキングとしては出店先を自分で一から探す手間が省ける。早くもSNS(ネット交流サービス)には「近くに誘致したい」「高額特典を狙いたい」といった書き込みが寄せられている。
バーガーキングには紆余(うよ)曲折の歴史がある。もともとは米国フロリダ発祥。100カ国以上で約1万9500店舗を展開する世界最大規模のファストフードチェーンだ。
日本には30年前の1993年に出店。撤退や再進出を経て2017年に香港の投資ファンドが運営権を獲得した。新設した日本法人のもとでキリンビール出身の野村一裕氏が中心となり、不採算店舗を閉店し、駅前やショッピングモール内への出店を強化。23年に日本法人の社長となった野村氏は、店舗拡大に向けFC(フランチャイズ)本部を新設した。19年に77まで減った店舗数は、23年末には207に増えている。
日本ソフト販売によると、23年4月時点の国内店舗数は▽マクドナルド(2951)▽モスバーガー(1281)▽ケンタッキーフライドチキン(1194)▽ロッテリア(308)――。バーガーキングは5番目の位置づけだが、店舗を増やす勢いはライバルを圧倒している。
拡大路線は今の経営体制になってからのことで、今回の新たなキャンペーンもその一環だ。直火(じかび)で焼き上げる100%ビーフパティに代表される味へのこだわりやボリューム感が人気で、主力の「ワッパー」は英語で「並外れた大きさ」という意味。一般的なハンバーガーの1・4倍のサイズとなっている。
23年秋には、客や従業員の安全を考えてハロウィーン当日の渋谷センター街店を臨時休業するなど、大胆な戦略や広告がたびたび話題となってきた。
バーガーキングは店舗を28年末までに600に増やす目標を掲げる。ブランドとしての立ち位置を尋ねると「学校のクラスでいえば『やんちゃだけど、なぜか憎めないヤツ』」とのこと。今後ますます世間の関心を集めそうだ。【嶋田夕子】
毎日新聞 2024/2/2 12:52(最終更新 2/2 12:52) 1110文字
https://mainichi.jp/articles/20240202/k00/00m/020/062000c