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アジア杯・ラウンド16 日本代表の相手はイラン代表!エースのタレミ退場も、PK戦の末にシリア代表を下しベスト8へ
【画像】決勝までの組み合わせは?トーナメント表・対戦カード
UAE代表、パレスチナ代表、香港代表と同居したグループCを全勝で首位通過したイランと、オーストラリア代表、ウズベキスタン代表、インド代表のいるグループBで3位に入ったシリア。勝った方が準々決勝で日本代表と対戦することになるため、バーレーンとのラウンド16を制した日本にとっても重要な意味を持つ一戦といえた。
立ち上がりから地力で上回るイランが攻勢に試合を進め、シリアを押し込んでいく。8分、ジャハンバフシュのスルーパスに抜け出したアズムンのシュートはGKマダニエが足でブロックし、こぼれ球をアズムンが自ら押し込むもゴール上へと外れた。
その後もチャンスを作りながらもゴールの遠いイランだったが、32分にエリア内右で浮き球パスを受けようとしたタレミをハンツ・オソウが明らかに後ろから押し倒してしまい、イランがPKを獲得。このPKをタレミが自らゴール右へと沈め、攻勢のイランが先制する。
1点をリードして試合を折り返したイランは、後半もペースを握る。53分、エリア内右でラストパスを受けたアズムンがGKをかわしてシュートを放つも、これはカバーに入ったDFにブロックされた。
追加点のチャンスを決めきれないイランに対し、シリアの反撃は59分、投入されたばかりのサブバッグがフリビンの浮き球パスに抜け出すと、エリア内左でGKベイランバンドと接触し倒れる。VARの結果、サブバッグがボールに触った後に接触があったとしてシリアにPKが与えられる。このPKをフリビンが冷静に沈め、シリアが試合を振り出しに戻した。
追いつかれたイランは79分、アズムンのシュートはGKの正面。81分にはタレミとのワンツーでエリア内右に侵入したゴリザデーが決定機を得るも、ここはGKマダニエがコースを消してブロック。さらにはアズムンのスルーパスに反応したタレミが倒れるが、これはシミュレーションを取られてイエローカードを提示された。
さらにアディショナルタイム、カウンターを止めようとしたタレミが2枚目のイエローカードを受けて退場。アディショナルタイムの10分間、イランは10人での戦いを余儀なくされた。
数的優位を得たシリアの猛攻をイランが耐え抜き、勝負は延長戦へともつれ込む。延長戦でもシリアが攻勢に出て、10人のイランは我慢の展開が続くが、互いに決め手を欠き、ベスト8の行方はPK戦に委ねられた。
PK戦では、先攻のイランが5人全員成功させたのに対し、シリアは2人目のユーセフがGKベイランバンドに止められ、5-3でイランが死闘を制した。
勝利したイランは、準々決勝で日本と対戦する。
■試合結果
イラン 1(5PK3)1 シリア
■得点者
イラン:タレミ(33分PK)
シリア:フリビン(62分PK)
https://news.yahoo.co.jp/articles/745d085753fb84c166f0d71c7f37082dbd1bf66c