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アジア杯・ラウンド16 大会連覇狙うカタール代表、パレスチナ代表に先制許すも逆転勝ちでベスト8へ!
開催国として大会連覇を狙うカタールは、タジキスタン代表、中国代表、レバノン代表の同居するグループAを首位通過。一方のパレスチナは、イラン代表、UAE代表、香港代表のグループCで3位となり、初出場から3大会目にして初の決勝トーナメント進出を果たした。
立ち上がりからディフェンディングチャンピオンのカタールが初のラウンド16を戦うパレスチナを押し込んでいく。パレスチナ陣内で試合を進めるカタールだが、守勢のパレスチナもただ守るだけではなく鋭いカウンターでカタールゴールを脅かす。
18分、右サイドからの折り返しを受けたマハイナがペナルティーエリア手前からシュートを放つも、強烈なシュートはGKバルシャムが横っ飛びではじき出す。24分には、フーヒがバックヘッドでGKに戻したボールが弱くなり、狙っていたダバグが抜け出しパレスチナに決定機。しかし、エリア内左から放ったダイレクトボレーは枠を捉えきれず、飛び出したGKバルシャムと交錯した。
試合が動いたのは37分、高い位置でボールを奪い、ダバグがDF2人と対峙しながらも仕掛けてペナルティーエリア手前から左足を振り抜くと、DFの股を抜けたシュートがゴール右へと吸い込まれ、効率よくパレスチナが先制に成功する。
今大会初の失点を許したカタールはなかなか枠内シュートを打てない展開が続いていたが、迎えた前半終了間際のラストプレー、アフィフが右CKで意表をついてグラウンダーのボールを蹴ると、マークを外したアルハイドスが右足で合わせ、DFに当たったボールがネットを揺らしカタールが同点に追いついた。
主将の一撃で試合を振り出しに戻したカタールは後半、アルラウィとフーヒに代えてサルマンとアルガネヒを投入。すると開始わずか2分、アフィフのパスに抜け出したアリがエリア内左でサレフに倒されてPKを獲得。このPKをアフィフが冷静に沈め、“ホーム”のカタールがあっさりと逆転に成功する。
逆転したカタールは、59分にアルハイドスに代えてハティムを投入。追いかける展開となったパレスチナが反撃に出るものの、守備に重きを置いたカタールが高いインテンシティを保って跳ね返していく。
攻勢のパレスチナだが、カタールも運動量を落とさずにしっかりとプレスをかけて応戦。アディショナルタイムの7分間でもパレスチナに決定機を与えず1点のリードを守り切ったカタールが、ベスト8進出を決めた。
勝利したカタールは準々決勝でウズベキスタン代表対タイ代表の勝者と対戦する。
■試合結果
カタール 2-1 パレスチナ
■得点者
カタール:アルハイドス(45+6分)、アフィフ(49分PK)
パレスチナ:ダバグ(37分)
https://news.yahoo.co.jp/articles/887bbbe878aebd648bba73060f81969926601e8a