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ONEチャンピオンシップ 武尊 スーパーレックに無念判定負けで号泣「これ以上はもう体はつくれません」
大歓声を浴びながら入場した武尊は、スーパーレックと緊張感のある攻防を展開だ。1ラウンド(R)序盤は強烈な右の蹴りで下がらされる場面もあったが、中盤以降は強烈なパンチを返して反撃に出る。
2Rも壮絶な打ち合い。リスクを取りながらも前に出た武尊は、相手をコーナーに追い込みラッシュを仕掛ける場面もつくる。しかし、右ローを受けた左脚も真っ赤に変色した。
3Rもスーパーレックの蹴りと武尊の拳が交錯。だが、終盤には武尊の強烈な拳がヒットし、相手の動きが一気に鈍くなる一幕もあった。4Rは打たれながらも前に出続ける。中盤にスーパーレックの攻撃を受けて笑みを浮かべ、どよめきが巻き起こった。だが、スーパーレックのヒザやミドルキックに苦しめられた。
勝負の最終5Rも3分間激しく殴り合ったがともにダウンは奪えず、結果は判定に委ねられた。だが、結果は手数に勝ったスーパーレックが3―0で勝利。それでも客席からは拍手が送られた。
試合後、マイクを持った武尊は「絶対に勝って世界一を証明して、ずっと応援してくれていたファンの人やPPVを見てくれている人に…、みんなにパワーを与えたかったんですけど…。そのために今できる、今の体でできる、限界できるところまでやりました」と号泣。
さらに「みんなに『ついてきて良かった』って思ってもらいたくて、死ぬ気で頑張ってきたんです。地震とかいろんなことがあって、つらい思いや苦しい思いして、という人がいて、そういう人に僕が『命がけで戦って頑張ればいいことがあるよ』って伝えたかったんですけど、今、僕ができる限界はここまでです」と無念さをにじませる。
最後に「これ以上はもう体はつくれません。本当に、今日は集まってくれてありがとうございました。僕を信じてずっとついて来てくれて、ありがとうございました」と頭を下げると崩れ落ち、マットにヒザとグローブをつけた。
今後の武尊の行方は…。なお、同大会は「ABEMA PPV」にて国内独占生中継された。
https://news.yahoo.co.jp/articles/02af8ac0d5a49236225ee4bfbdf113c8712294b5