横浜市都筑区にある市営地下鉄センター南駅前のセンター南広場(すきっぷ広場)。平日の午後や休日になると、ボール遊びをする親子連れや段差に座って友人との会話を楽しむ光景が見られる“憩いの場”だったが、2021年夏の東京五輪の種目にスケートボードが追加され、日本代表選手が活躍すると、雰囲気が変わってきた。
広場でスケートボードを練習する人が増えたことで夜間の騒音が問題となったほか、腰をかけられる段差の壁面がはがれ、一部ではくぎがむき出しになった。広場で遊ぶ子どもたちがけがをしないようにと、都筑土木事務所は養生テープで危険箇所を応急処置するなど、対応に追われている。
都筑署によると、東京五輪以降に苦情が急増。1カ月で50件に上った時期もあるという。以前から広場でのスケートボード使用は認めていなかったが、スケートボーダーの増加を受け、昨年6月から同事務所と同署で協議を開始。同12月に「立ち入り禁止」の掲示を9か所に新設したところ、スケートボードの利用も減りつつあるという。