2024年1月24日、韓国・MBC NEWSは「大学の講義中に慰安婦について『売春の一種』と発言し、元慰安婦らへの名誉毀損(きそん)
の罪で起訴された柳錫春(リュ・ソクチュン)元延世大教授にソウル西部地裁が無罪を言い渡した」と伝えた。
記事によると、ソウル西部地裁は「講義全体の内容と流れを考えると、慰安婦らは就職詐欺のような形で慰安婦になったとの趣旨と
考えられる」とし、「社会通念に反し比喩も適切でないとはいえ、憲法が大学での学問の自由を保護しているため、
これに対する制限は最小限にとどめなければならない」と説明した。
ただ、元慰安婦らを支援する市民団体「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協、現日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯
=正義連)」が元慰安婦らに対し、日本軍に強制動員されたように証言するよう「教育した」との趣旨の柳教授の発言については
挺対協に対する名誉毀損と判断し、罰金200万ウォン(約22万円)を言い渡した。
柳教授は「元慰安婦はお金を稼ぎに行ったとの発言が間違っていると騒がれたが、無罪判決が出た」とし、
「不都合でも真実は真実として受け入れよというのが私の考え」と話した。
正義連関係者は「慰安婦被害者についての歴史的事実を否定する発言を正しいとした。反人権的であり、反歴史的な判決だ」
と批判したという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは
「この国がまだ親日派を清算できていない証拠だ。とても惨めな気持ちになる」
「親日政権にふさわしい判決」「元慰安婦らをまた苦しめる気か?」
「裁判官は自身の判決が社会に与える影響を理解しているだろうか」
「こんな判決を出す裁判官は顔と名前を公開するべきでは?」
「国民の常識にこんなにも反するのなら、法律や裁判所が何のために存在するのか分からなくなる」
「AI裁判官の導入が急がれる」
など、判決に不満を示す声が多数寄せられている。(翻訳・編集/堂本)