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【悲報】ベスト16で日韓戦放送なしならTV局大打撃な件wwwwwwwww
決勝トーナメントも1回戦は予定されていない。
決勝トーナメントの準々決勝以降の試合は、相場より高めに設定された放映権料を払って民放テレビ局が地上波生中継を敢行するが、
1次リーグで日本が想定外の敗戦を喫したことで誤算の大波が襲いかかろうとしている。
24日の1次リーグ第3戦、インドネシア戦に勝つか引き分けで2位通過となり、
放映権のない決勝トーナメント1回戦でいきなり宿敵の韓国とぶつかれば大損害必至だ。 (久保武司)
◇
カタールでの森保ジャパンの奮闘がテレビでめっきり見られず、現地からもMF堂安律(フライブルク)が
「地上波で放送されないのは問題だと思う」と憂慮の声を上げるほど。
1次リーグで唯一、19日にテレビ朝日系で地上波生中継された第2戦は、
よりによって10連勝中だった日本がイラクに不覚を取り1―2で敗れた。
それでもお茶の間の関心は根強く、視聴習慣が弱いとされる金曜ゴールデンタイムに平均世帯視聴率17・6%
(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をたたきだし、合格点の15%をクリア。
世帯とともに平均個人視聴率11・3%でも、NHK朝の連続テレビ小説「ブギウギ」を上回り、堂々この日のトップに立った。
他局からも健闘を称える声が上がるが、採算が取れるかはまた別の話。
アジアサッカー連盟(AFC)の主催試合の放映権は、スポーツ動画配信サービス「DAZN」(ダゾーン)が
総額140億円超(推定)の8年契約を結び、今大会も全試合を生配信している。
テレビ朝日は前出イラク戦と、日本が出場する決勝Tの準々決勝以降3試合のみ、DAZNとのサブライセンス契約で放映権を取得。
DAZNも投じた巨費を回収するべく、サブライセンスの放映権を日本代表戦の相場とされる1試合2億円より
高額に設定しているため、テレビ朝日も広告収入だけでは元が取れないのが実情だ。
それでも、開局以来初の視聴率3冠王に立ったテレビ朝日にとって、イラク戦の高視聴率は好材料といえるが、
肝心の試合に負けたことで想定外の破滅的なシナリオがにわかに現実味を帯びてきた。
D組はイラクの1位が確定し、日本が24日にインドネシアに勝って2位通過しても、16強でぶつかるのはE組1位で、
いきなり韓国戦の可能性が高まっているのだ。
「サッカー日韓戦は今もドル箱カード。視聴率も20―25%台は計算できます」とある民放局関係者。
森保ジャパンが歴代最強の呼び声通り勝ち進むなら、テレビ放送が見送られた決勝T1回戦では格下を順当に蹴散らし、
韓国とは決勝まで当たらないはずだった。
せっかく最も数字が稼げるカードがDAZN限定配信となれば、相場より高い放映権料の投資が空振りになってしまう。
さらに最悪のシナリオとして、テレビ朝日が準々決勝以降の放映権のためDAZNに先払いした〝手付金〟は、
日本が韓国に敗れて16強で敗退しても、全額が返ってくるわけではない。
日本の次戦の結果を受け、25日に韓国がどんな思惑を持ってマレーシアとの1次リーグ最終戦を戦うのか。
日本を避けて2位通過を狙ってくれれば、大きな狂いが生じたシナリオの軌道修正にも望みが出てくるが…。
2024.1/23 11:49
https://www.zakzak.co.jp/article/20240123-I7Y7WC572ZLYRPFA26GYJEEBGE/