日本代表GK鈴木彩艶が差別的発言を受けたと明かす 「そこに負けるつもりはない。結果で見返してやろうという気持ち」

　サッカーアジア杯に参加している日本代表ＧＫ鈴木彩艶が２２日、カタール・ドーハで行われた練習後に取材に対応し、ＳＮＳを通じて差別的な発言を受けたことを明かした。

　鈴木はベトナムとの１次リーグ第１戦、イラクとの第２戦に先発したが、チームは２試合で計４失点を喫した。ベトナムには勝利したものの、イラクには１―２で敗れ、チームはＤ組１位通過の可能性が消滅。２４日の第３戦インドネシア戦で引き分け以上の結果を残せば決勝トーナメント進出が決まるが、鈴木のパフォーマンスに一部から批判が出ていた。中には度を超えたものがあったといい、鈴木自身も目にすることになったという。

　鈴木は「日本代表のＧＫである以上、高いレベルを求められることはわかっている。たくさんの声があることは自分もわかっている」とした上で「ＳＮＳを通じて（差別的発言を）受けました。そこに負けるつもりはない。結果で見返してやろうという気持ちです」とキッパリ。「ＧＫである以上、失点は隣り合わせ。そういうところにＧＫとしての難しさはあるが、隣り合わせだからこそ、チームを救った時が一番楽しい。そういうところを出していきたい」と力を込めた。

報知新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/d567cedea83b19460afef0435cf6db0021912eef