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歴史的1勝!全日本選抜が米IVY選抜を破り、公式チーム同士の対戦では史上初快挙!!
日本が、初めて、本場アメリカに勝った。昨季9年ぶりに復活し、今年は2年連続となる国内開催の国際親善試合で、全日本選抜チームが
米大学IVY(アイビー)リーグ選抜チームを10-5で破った。
日米両国で公式に組織されたアメフトの代表、選抜チーム同士の対戦で日本側が米国側に勝った例は過去1度もなかった。初めて勝利を収めた。
言うまでもなく、米国発祥の競技。本場のプロリーグでバスケットボール、野球、アイスホッケーとともに数えられる米4大スポーツの中、
唯一、日本人のNFLプレーヤーだけが誕生していない。その現実が示すように、これまで差があり過ぎた競技。歴史的1勝となった。
全日本選抜は、Xリーグを中心に60選手(外国籍と学生を含む)を集めた国内オールスター軍団。司令塔のクオーターバック(QB)は
早稲田大(早大)卒の政本悠紀(IBM)が先発し、ランとパスを調律。第1クオーター(Q)に幸先よく、日本選手権ライスボウルMVPの
RBサマジー・グラント(富士通)にボールを託し、先制タッチダウン(TD)を導いた。得点後のキックと合わせて7点をリードした。
第2QはFG(3点)を1本ずつ決めて10-3で後半戦へ。一進一退の攻防を繰り広げた中、第3Qのラストプレーで聖地国立が沸く。
米アイビー選抜に意地を見せられ、自陣残り1ヤードまで攻め込まれたが、相手の第4ダウンギャンブルとなるラン攻撃を全員で体を張って
食い止めた。リードを死守して最終の第4Qへ突入した。
相手は、ハーバード大やエール大の超名門で構成される米大学ディビジョン1-AA(2部)アイビーリーグの選抜チーム。学生とはいえ、
世界最強国の精鋭に、第4Qは自陣エンドゾーンでボールを押さえられるセーフティーで2点を返された。しかし、攻撃の11人が敵陣に
攻め込んで時間を消費し、守備の11人が出足の衰えぬ集散を繰り返して、守り抜いた。
昨年も第4Qまでリはードしていた。快挙に迫っていたが、結果は逆転負け。その時に20-24のスコアから最後の望みを懸けた攻撃シリーズを
任され、勝ち越し点を奪うことができなかったQB政本が、当時2番手からエースに成長して1年後にリベンジを遂げた。
日本が、アメリカに勝つ-。重かった扉を、初めて、こじ開けた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fcdbb8550a7fb7600c6c3facfe29388f04bac43