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SNSで“資産分配”偽り特殊詐欺に使う口座集めたか2人逮捕
「病気で余命を宣告されたので資産を分配する」とSNSで呼びかけ、応募して
きた人にキャッシュカードなどを送らせたとして、20代の兄弟2人が犯罪収益
移転防止法違反の疑いで大阪府警に逮捕されたことが捜査関係者への取材で分か
りました。
このアカウントは17万人を超えるフォロワーがいますが、警察は2人が現金を
配ると偽って特殊詐欺に使う口座を集めていた疑いがあるとみて調べています。
逮捕されたのは、いずれも埼玉県所沢市に住む無職、児玉大雅容疑者(25)と
弟の昇平容疑者(22)です。
捜査関係者によりますと、去年(2023年)7月、SNSで「病気で余命を宣
告された。独身なので、死ぬ前に資産をすべて分配する」などと呼びかけ、応募
してきた60代の女性にキャッシュカードなどを送らせたとして、犯罪収益移転
防止法違反の疑いが持たれています。
女性が応募した際に口座が5つあることを伝えると、「口座1つにつき40万円
を配る」と連絡があり、キャッシュカードと、暗証番号などを書いたメモをレタ
ーパックで送るよう指示されたということです。
女性は指示に従いましたが、その後、このうち1つの口座に特殊詐欺事件の被害
者から現金が振り込まれ、銀行が口座を凍結したことで悪用されたことに気づい
たということです。
結局、現金が配られることはありませんでした。
SNSのアカウントはおととし(2022年)9月に開設されたとみられ、17
万人を超えるフォロワーがいますが、警察は2人が現金を配ると偽って特殊詐欺
に使う口座を集めていた疑いがあるとみて調べています。
調べに対し、いずれも「間違いない」と容疑を認めているということです。
【長い記事なので以下略】