弁護士ドットコム
#日本の雇用と労働
#プラットフォームワーク
アマゾンジャパンと直接業務委託契約を結んだ個人事業主が配送する「Amazon Flex」に登録するドライバーの20代男性が1月16日、労働環境の改善を求めて、加入した労働組合を通じてアマゾンジャパンに団体交渉を申し入れた。
男性は「Amazon Flex ユニオン」に加入。「低賃金で労災保険もなく、アカウント停止(Amazon Flexの個人評価システムで解雇相当)にいつ追いやられるかわからない不安定な状況で働いている」と訴え、改善を求めている。
申し入れ後に開かれた会見で、男性は「1時間に20個以上の荷物を配送しないといけないオファーが多く、未配達で低評価を受けないようにするためには、7~8時間車を走らせ続けざるを得ない。休憩を取る時間がなく、トイレを我慢したり、信号待ちの間におにぎりを食べて食事を済ますこともある」と厳しいドライバー事情を訴えた。
●「最低賃金と同程度の報酬で働かされている」と批判